|
カテゴリ:野球
巨人は監督問題の他に、チーム若返り問題を抱えている。
この若返りなんてことも今更という感じだが、せっかく気付いたのなら今やった方が良いだろう。 そして今、若返り策の代名詞にされているのが桑田投手である。 今季の桑田は、これまで10戦投げて勝ち星なし。0勝7敗と散々な成績だ。前回の広島戦も序盤こそ凌いだものの、4回にはリードをもらったにも関らず炎上。5回なんとか投げるもマウンドを降りた。 この結果を見れば、もはや自らの引き際を考えなければなるまい。まだカーブは球界屈指のキレを持っていると思うが、とにかく速球にキレがない。ストレートあってのカーブと昔から言われるように、変化球だけではプロの打者を抑え続けることはできない。そのストレートが衰えたとなれば・・・必然的に投手生命は尽きたと言われても仕方あるまい。 だが、当人はあくまで現役にこだわり続けるらしい。「まだまだ桑田真澄の野球を頑張るよ」と自身のHPで決意を述べたとのこと。 その意気やよし。だが同時に桑田は言ってはいけないことを口にしてしまった。 「工藤さんは(打たれても)何も書かれない」 これはもはやプロの言葉ではない。今季の自分の調子を棚に上げ、同じ高齢投手を引き合いにし、あげく打たれた自分への免罪符としているとしか取れない。 更に工藤は今季、22試合登板して既に10勝している。余談だが最高齢二桁勝利投手となっている。 つまり比べる対象にはならないのだ。桑田ともあろう投手が工藤の全体の投球内容を考えずに、打たれた試合だけを見て「工藤さんは何も書かれない」と言ったのだ。 私は桑田投手の独自の野球感覚が好きだったし、ひたむきな練習態度、野球に対する熱意は他の野球選手の見本になり続けると考えていた。それだけに今回の発言には大いに失望させられた。 もちろん事の真相まではわからない。ふがいない今季の自分に苛立っているところに来て、報道陣に煽られて思わず出てしまった失言とも考えられる。 だが私は、桑田投手には何を言われても桑田道をひたすら走っていて欲しかった。 桑田が走った後は草も生えないと言うあの桑田道もまた私の幻想であったか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月07日 18時45分32秒
コメント(0) | コメントを書く
[野球] カテゴリの最新記事
|