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カテゴリ:文化
上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。
私がおぼろげながらに感じているのは、武術は武術でしか無くて、そして万能ではない事。 当たり前の様な話ですが、何だかあるべき姿以上の期待が世間一般にも練習者にも、何かしらあるのではないかと感じるのです。 前回も書きましたが、例えば太極拳の技術を皆の前で競い合ったらもう技術がバレバレで意味を失っていきます。 いや、それでこそスポーツだ! と当てはめられても困るのです。500年続いた理由を他の競技に当てはめて行くのは私達にとってあまり意味をなさないと達観しなければ、 お寿司屋さんでデザートはラーメン。 です。 ただ、武術は毎日の中にある程度存在して良いのではないかと思うのです。 運動神経云々で練習できる出来ないは基本的にありません。鍛えたい人が自分なりに鍛える事が出来る。先生や教室によっては「弱気者よ去れ!」かもしれませんが、多くの教室はそういう意味で門戸を開いていると思います。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 とまあ、ここまで書いていて、殺伐としているなあと思いました。 発表会!とかしても、結局あっという間にネタ切れになるし、中々難しいものです・・・・が。 ふと気が付いたのですね、単品だからイカンのではないかと? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ではここからが本題です。 私は数年前から積極的に他の分野の文化人と交流をしてきました。 特に、武術以外の人達。最初は自分の趣味で観覧し、更に興味を増し、友人も増え・・・・と言う過程の中で、彼等彼女達の準備や覚悟等は私達と変わらないのではないか?と感じるようになってきたのですね。 ショービジネスに近いかもしれませんが、伝統文化を受け継いでいて、教室を運営し、発表会を企画したり出演したりさせたりする人達。 一つ一つの事象を紐解いていると大変なので割愛しますが、私の様な武術は外に発揮したらダメな事を彼らは積極的に外へ外へと観客や社会とつながる為の技術を磨き仕組みを作り・・・・ ???、これって陽? と私はハタと悟った次第。 外へ向かい輝く:陽 内へ向かい根となる:陰 あ、だから昔の御武家さんも町人も農民も武を学び、更に発展を目指す人は芸事で感性を磨いていたんだなあ・・・と。 音曲もそうだし、書画もそう。特に日本の風土だとそう言う流れがしっくりきます。 。。。。。 長いな、前置きが。 ベリーダンス、 能楽、 影絵、 和太鼓 和太鼓の人達は最初から武芸の一環だと感じて鍛えていると修行者に聞いた事があります。 さもありなんだな・・・と思いました。これは鍛えて駆け上がっても人を傷つける技にはならない。すごいと思いました。 影絵は中国のものを指しますが、維持や伝承や発表は正にそれです。 で、ベリーダンス 能楽です。 先ずはベリーダンスから。 私、上海で暮らす中、友人の紹介でショーを見に行ったのです。きらびやかで、凄いな、と思いました。同時に、先生が孤軍奮闘で準備されているのかな、この経験値は高いな・・・・しかも海外中国で・・・・ と、するうちに、香川在住の先生を紹介いただきました。その後2年経過。 ・・・・、先日(2017年7月)に香川へ、その先生の主催する団体のショーを観て来たのです。 割愛しすぎ。 (撮影:写真家・園田海斗) 先生の名前は 紫帆 教室の名前は Belly Dance Studio Stella 何が凄かったかは、次回に続きます。 結論先に書くと、すごく楽しいし、感性が磨かれます。それに、物語のある世界は人を引き付けるという事。 ****************************************** 太極拳にご興味のある方は養芯会HPまでご連絡ください。 映像はこんな感じです。 太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。 平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。 よく見ればその紫帆先生がこちらの写真に! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.08 18:03:53
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