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陳氏太極拳、と、そんな生活

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2023.12.13
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カテゴリ:文化



ジャジャジャジャーン! 先々代、 王雁大先生です。




幼い頃から積上げて来た全てがぶっ壊れたっ!!

の後を端よります。

それから2年後! 私は洛陽で学校の先生をしているのであった。

私の趣味は読書・音楽・そして料理。全く武術とかナイナイ。

当時すでに鄭先生の指導を受けていた私は、少しずつ諸先輩とも仲良くなり、段々先生とも話が出来るようになってきたの。

ある日、洛陽電視台と言う地方局のディレクターが訪ねてきたのです。



「変わった日本人がいるって君の事?



・・・・・変わった??


まあいいや。

さて、

日本語教師で太極拳の練習をしている日本人、と言う様な10分くらいの内容だったみたいです。





収録の所々で小芝居をするのですが、私が

「カレーライス」を作って、鄭老師に食べて頂くと言う一幕があって、



@@@@@@@@@@@@@@@

「先生、チキンカレーです、召し上がってください!」

「おお、塚本。これは良い香りだ。早速頂こうか。」

@@@@@@@@@@@@@@@

と言う感じの。今思い出しても実に茶番なのですが、凄く良い思い出です。


・・・・・・
2001年の事


さて、当時の洛陽にカレールーが売っていたか?と言うとありません。
日本からの持ち込みかと思い返せば、持ち込みはしていたと思います。





私、自転車で市場探訪をするのが大好きなので、少し離れた自由市場(食材や雑貨を売る個人露天の集まり・屋根がある)で、スパイス屋さんを発見。

そこで胡椒や山椒を挽いてもらっていたのです。ある日、店主のお婆ちゃんが、

「よう!あんた、カレーって解るかい?」
「うん、カレー!」
「あたしの特性カレー粉。買っていくかい?」

と言う事で、素材から集めて挽いてもらいました。

もう、何て素晴らし香でしょうか!

あのお店のお婆ちゃんが挽いてくれた以上の香りとパンチが効きつつ辛さが後を引かないカレーとは出会えていません。その後、スリランカでの仕事中に様々スパイスを探した時も。

・・・・・・・・・・・・

鄭先生と食べたカレーは、日本から持ち込んだカレールーにこのカレー粉を加えた記憶があります。


最初は「日本人かよっ!」と言う関係でしたが、仲良くなるきっかけは境遇が似ていた事と、趣味が同じ「料理」であったことが大きいと思います。






その後、上海へ異動した後は カレー粉を調達して自分でカレーを作っていました。



・・・・・・・・・・・

カレーを自作する。香味野菜を炒め、野菜と肉を炒め、カレー粉を入れて香りを出し、小麦粉を入れて、少しずつスープを入れて加熱しながら溶かしていき、煮込む。

この基本的な調理方法、私は家庭科では無くて、ビッグ錠先生の

包丁人味平

で身につけていました。小学校二年生の時、

「ママ、ホットケーキが食べたいよー」

「こっちは忙しいんだ!、自分で作りな!!


次はお好み焼き、その次に作ったのが


      味平ライス

です。豚の塊はたぶん、そんなに大きくない冷蔵庫の余りを使ったのだと思います。醤油も沢山使えば怒られるし。ですが何しろ味平ライス。

近所のお兄ちゃんの家の段ボールの中に積まれていたイヤミなコックと神社で対決する闘六味勝負、

  ルールによって勝ちを拾う味平。

確かに自分で作ってもしょっぱかった。


続いて、巻が飛んで鼻にカバーを付けた小父さんとのカレー対決。
このお話の顛末まで読んでいなかったのです。


しかし、カレーの大体の作り方はここで抑えた。後のキャンプやら家庭科の前に既に知識として持っていたのです。原体験と言うやつです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後の区画整理で洛陽の自由市場は無くなり、当時のおばあちゃんのお店は思い出のかなた。


上海ではカレー粉を作るだけの配合知識を持つお店に巡り会えず、仕方ないので日本帰国時に通販で粉を購入。中国でその他の素材をブレンドしてオリジナルにこだわりました。


ところで、洛陽で「カレー粉」を配合するだけの下地があった事について仮説を持っています。

洛陽はシルクロードの出発地であり、西域からの物資や文化が訪れるゴールでもあります。

従って、回族(イスラム民族)の街があったり、スパイス料理が豊富であったり。羊や驢馬を屠って余すところなく食べつくす料理体系です。

スパイスを使ったスープ料理の体系 「洛陽水席」 が有名です。乾物にした野菜と新鮮な肉類などをスープにします。

とまあ、そんな感じ。

・・・・・・・・・・・

その後、包丁人味平でピコン!となった私は子供の頃から料理を作り、学生の頃は週2回は私が家の食事を作ってバイトに出る、そんな生活でした。

(現在では朝晩、私が食事を作っています!)

・・・・・・・・・・・・

さらに、この趣味が特技になって、中国でも、その後のスリランカでも「食」を通して文化や時間の障壁を突破する事になります。





いや、タイヘンでした。

・・・・・・・・・・・・

ちなみに、ハウス食品さんは1990年代に上海ど真ん中に市場調査の為、カレーショップをオープンしています。そこで食について、文化について、流通について、他民族について、等等を徹底的にリサーチ。2005年に中国向けにアレンジし直したバーモンドカレー甘口・中辛・辛口の販売開始。

その後、全国展開。テレビCMでは中国でも人気のドラゴンボールをキャラクター採用するなど。。。。。


です。中国にはカレーは無い??そんな事は無いのです。

10年くらい前の上海、一般の定食屋さんチェーンでは咖哩饭 咖哩盖饭の名称でメニューに載っていました。また、全国に展開する中国資本のコンビニにある弁当にもカレー弁当が。

ハウスがメーカーとして各社に素材を卸している事もあるでしょうし、各企業が独自に作っている事もあるでしょう。

!話が飛びました。

ところで、陳家溝にカレールーを持ち込んだ、ハウスのバーモンドを持ち込んで調理したのは恐らく私が初めての人(たぶん)。


2016年、養芯会で陳家溝の名門・王雁武術館へ御挨拶の時に何のお土産にするか考え込み。。。。。

「あ!住み込みの生徒達がいるし、ほぼ毎日練習後に皆でご飯だから」

ハウスのバーモンドを甘口と辛口を沢山買ってお供えしました。
最初、

「???チョコか???チョコレートなのか???」

となったお孫さんが齧って「ぺぺぺっ!なにこれーー」となっていましたが、おかみさんと一緒に作って、王長江大師を始め皆さん「これは美味しい!」と大喜びでした。





バーモンドなら武術館としても気軽に生徒達に配れるしね。

・・・・・・・・

それから月日は流れ、8年。地元藤沢で「包丁人味平」の作者ビッグ錠先生に御挨拶をする機会に恵まれました。

もう、チョー感激でした。包丁人味平で料理が趣味になって、得意になり。学生の頃もそれで友達が出来て、洛陽の頃も孤立を防いだのも料理。先生方と繋がりを強くする機会をくれたのも料理、しかもカレー。仕事を突破するきっかけも料理。





てな事を、アルコールでフラフラしながら何度もお礼を言いましたとさ。


おしまい!

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

中国の荒野にポツンとある村で生まれた、村を上げて鍛えて健康、様々な困難な状況と対抗し、勉強とかもする技術であったのが太極拳です。

単に健康を求めるのにも、ちょっぴりカッコよさげをイメージで来た方が上達できますよ!



太極拳に興味のある人、ほんのりカンフーで鍛えたい人。
御連絡ください。

運動苦手でも、意外と、段々、楽しくなります。
それっぽく鍛えるのが良いのです!

https://www.c-sqr.net/c/cs117175/about
下の方に連絡先が乗っています。若しくは
Tsukamoto.hironobu@gmail.com






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Last updated  2023.12.13 17:55:45
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