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自動車リース中堅で業態の多角化をしているイチネンホールディングス(9619:東1)が先週決算発表しました。業績予想の修正も同時に出しており前回予想よりも営業利益7.4%増、経常利益11.7%増、純利益23.5%増と好調な内容でした。前回の予想も増収増益だったので予想以上の利益の増加だった感じですね^^特別利益については「ミツトモ製作所」の子会社化による「負ののれん発生益」の計上と言う特殊要因もありますが本業ベースでも好調であり全く問題のある決算内容ではないと思います。
終了事業年度の決算内容は前期比では売上高18.0%増、営業利益15.8%増、経常利益19.8%、当期純利益28.9%増でEPS117.83円となりました。また、配当は当初の予想は年22円となっていましたが、業績好調を受けて昨年10月28日に24円へと上方修正してきました。 今期の業績は増収増益で予想しており、売上高で6.5%増、営業利益6.9%増、経常利益5.9%増、純利益1.2%増、EPS119.27円となっています。前期の「負ののれん発生益」が無くなるので純利益の増加率は低いですが、それが無くても増益で予想しているのは評価できると思います。 また、配当については年24円にて予想していますが業績好調が確認できれば1~2円の幅での増配は十分考えられますから期待したいと思います^^ 自動車リース業が主体のため、リース投資資産が15484百万円、賃貸資産が30101百万円の計45585百万円有しており、この影響が大きいために有利子負債が合計で57649百万円とかなりの額に達しており、総資産のうちの61%を占めています。また、M&Aによりのれんが50億円ほど計上されている影響もありますが、もうちょっと財務的に良化されれば準主力レベルでの投資を考えたいと思います。まあ、リース資産が増えなければこの部門の収益を増加させることも難しいでしょうし、リース資産を増やすためには有利子負債が増えるのも致し方ない面もありますけどね(^_^;) ただ、一般的なリース会社は自己資本比率が1ケタ台に留まっている会社も多数ありますからこの業界は20%程度有しているのなら財務的には問題ないのかもしれません(^_^;) また、中期の成長目標として自己資本250億円超、営業利益60億円超、自己資本比率25%超を掲げており、 現在の財務状況や収益力を考えるとこの達成も視野に入ってきています。着実な収益拡大を期待したいです^^ ちなみに、BPS766.34円、EPS119.27円に対して現在の株価は742円なのでPBR0.96倍、PER6.22倍となり割高感はありません。また、配当利回りは3.23%となりますが100株以上の保有でおこめ券2kgが貰えますのでこれを考慮すると4.4%程度にはなると思います。東証1部上場企業とはいえ今はまだマイナーな会社のイメージが強いですが今後成長していくことを期待しています^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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