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カテゴリ:RESET[伝説継承の章]
サクは、男達に先に行っててもらい、1人で助けるつもりだ。
サク:「いいか、私が行ったらすぐにここを走り去るんだ。あんたらは自由だ。」 男2:「でも、あいつらは?」 サク:「すぐに逃げられるから。」 そう言うと、すぐにその場から離れた。 サク:「あのリセットは、罪人の都合で出来た、 まやかしのリセット。そして、禁断のチップ、キル、 この2つはあいつらにとってビジネスであり、娯楽なんだ。 この世界には必要ない、しかし、自分も言えた柄じゃない、 あいつらと同類なんだ」 サクは、今改めて、自分の罪の深さを悟っていた。 そしてそれを噛み締めながら向かって行った。 幹部のいる場所からすぐ近くまで寄ってきた、そして、 部下達に気がつかせ、合流する。 サク:[…今何の取引してる?…] 気がついた部下達は、サクに目線を振らずに、 男3:[…キルだ、早く逃げろ…] サク:[…そんなわけにはいかない、私のいうとおりにしろ…] サクの誘導に部下達が従うのか、それとも…。 一方、逃げた男達は、疲れ気味な身体を癒すために草むらに寝転び、 空を見上げていた。 星のように舞っている成分を目で追っている。 男1:「なあ、こいつが麻薬の粒子だって教えた方がよくねぇ?」 男2:「今更遅いだろ、もう、これ無しには生きていけなくなっちまってるよ、 だから逆に何も起きないんだろ」 草むらに付着した粒子や、涌き水までもが、 この世界を支配する手助けをしているのだ。 まともに見れば、重度な環境汚染と判断されるも、 ここでは天下となり、平穏な暮らしをしながら蝕んでいく世界。 ビジネスとしている人間には、汚染されることがないように、 特殊なワクチンを投与されているが、それは、幹部から配布されるため、 逃亡した者は、もはや、住民と同様、身体の保証はない。 それでも、逃げて、少しでもいいから、自由で、 平和でありたいという気持ちが上回り、それが、 人の身を按じる気持ちに変化していったのだ。 説得を続けているサクの能力に限界が来ていた。 サク:[このままだと、幹部にばれちまう] 危険だが、幹部に悟られないように、幹部の能力を探っていた。 すると、提供するこちら側の能力はノーマルなのに対して、 相手の譲渡される幹部には、なんとチップが搭載されていた。 サク:[相手側の方が、気付いている!でも何も感じないふりをしてやがる」 ある意味、陰険だが、かなりのワルである証拠だ。 サクの出方次第では、取引をぶち壊して、金を出さずに 狙いの品を頂くという気持ちが伝わるのだ。 相手の幹部が、心の中から、 幹部B:[…さあ、どうする…] 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.29 09:19:56
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