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カテゴリ:RESET [Through]
M達は、次々に登校する生徒達に、
M:[…みんな、校舎から一歩も出ないで下さい! 今、この学校の周辺で大変な事が起こってます!…] それを聞いた異次元の田中先生は、 田中先生:[なるほど、ウイルスの件ですね、噂では聞いていたが、本当だった んだな] 田中先生や、他の教師も、そのウイルスについてのマニュアルは持っていた。 ただ、異次元と現代の事については、架空の設定だったため、 実際に起こっている事に、 田中先生:[あのマニュアルのとおりだ、誰が作成したかわからないのに] マニュアルの項目に、異次元と現代でのウイルスの変化について 論文が記載されていたのだ。 全ては架空の事だったが、それに基づく理由が綴られている。 このマニュアルを書いたのは、選ばれし者とされていた。 学校から流出しているウイルスは、現代の空気中で、 最も悪性である細菌に変化させていた。 理由は、空気の質が全く異なっていたのだ。 多標的で 多次元的な天然抗がん物質の開拓を研究していた選ばれし者が、 自ら現代に行き、自分の体の変化を調べた。 自分には変化がなく、異常もなかった。 しかし、付着していた細菌を調べた結果、現代では、 [がん細胞]に変化していた事を告げているのだ。 これを応用すれば、現代に生きる人々にとって、 ガンという病気が完全治療出来るのではないかとも言われていた。 異次元で良性になる原因と、現代の空気中の成分を調べて、 ワクチンを生み出せる可能性を秘めているといわれている。 だが、現時点での一件にはまだそれは実現されていない。 世間が大騒ぎになるまえに、このウイルスを食い止めなければならない。 M:[…僕たちの身体にウイルスをなるべく寄せ付けるんだ!…] 派遣:[…気で引き寄せるのか!?…] M:[…そうだ、それを一斉にやった直後に部分リセットを実行する…] 派遣:[…そんな無茶苦茶な!…] M:[…ウイルスごと異次元に転送なんて絶対に無理だから、ここで消すしかな いよ…] 派遣:[…もし、それが少しでもズレたり、失敗でもしたら……] M:[…ああ、ここにいるだけ、僕たちにもガンが繁栄されるかもしれないな、 なっちまったら多分、異次元に帰ってもガンは直せないだろう。ワクチンが出来 ていれば、問題ないが……] すると、後ろから、聞き覚えのある声がした。 […俺の能力が必要のようだなあ…] M:[…Xか、呼んでおいて留守っていうのは気に入らないなあ…] X:[さっき、涌井に会っていた、事情を一応伝えなければならないんでね…] M:[…あんたの能力って、あれの事か?…] X:[…よく覚えてたな、ていうか、お前にそれをかけたんだもんなあ、彩香と。忘れるわけないよな…] M:[…こんな時にイヤミ言う暇があったら、急いでくれ…] Xも、依頼人のいるこの現代を見過ごすわけにはいかなかったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.04 02:33:33
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