株式市況　 投資情報センター

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昨日の株式市況と本日の投資情報戦略
21日の日経平均株価は前日比157円高の17,556円、TOPIXは前日比14ポイント高の1,710ポイント。東証１部の売買代金は概算で2兆5,765億円、売買高は19億2,814万株。騰落銘柄数は、値上がり1,038銘柄、値下がり571銘柄、変わらず117銘柄。NY市場は、前日比13ドル高の13,542ドルで取引を終えています。為替相場は121円40銭近辺で推移しています。

NY市場は、投資ファンドによるオールテルの買収などM&Aのニュースを手がかりに一時高値を更新しましたが、原油価格が上昇したことや高値警戒感から利食いが先行したことで小幅反落となりました。一方で、ナスダックはアップルやアマゾン・ドットコムなどが買われ上昇しています。また、CMEも小幅高となっています。

21日の東京市場は、米国株高や円安を受けハイテクや輸出関連の好業績銘柄が中心に買われ、3日ぶりに反発しました。前場は利上げ発表を受けた中国株が、安く始まったことから上げ幅を縮める場面もありましたが、中国株が切り返すと先物主導で後場にかけて一段高となりました。個別では、商船三井（9104）や川崎汽船（9107）、日本郵船（9101）などの海運株が大幅に上昇、ハイテクや鉄鋼株、商社株、非鉄株なども上昇しています。一方で、内需関連株は冴えない動きとなっており、業績の選別がさらに鮮明となっています。

21日の新興市場は、JASDAQ指数が8日ぶりに小幅反発となりましたが、マザーズ・ヘラクレス指数は揃って続落となりました。マザーズ指数は10日連続安で算出来安値を更新、ヘラクレス指数も7日連続安で年初来安値を更新しています。個別では、インデックスHD（4835）やインテリジェント・ウェイブ（4847）などが直近の下落からリバウンドしてストップ高まで買われました。一方で、楽天（4755）やアプリックス（3727）など業績見通しの悪い企業は引き続き売られています。業績による選別がいっそう進んでいきそうです。

中長期戦略
相場全体としては、上値が重い展開が続いていますが、個別では昨日の海運株のように好業績が見通せる企業が循環物色されています。この流れに沿った銘柄群が、今後も買われていくと考えられますので、好業績が見込まれるセクターの押し目や動意付くところでは、積極的に推奨していきたいと考えております。

短期戦略
引き続き、弊社推奨の中長期銘柄を中心に、高値更新が期待できる銘柄をお勧めしていきたいと考えております。また、新興市場銘柄も業績による選別をした上で銘柄選定をしていきたいと考えております。



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