株式市況　 投資情報センター

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昨日の株式市況と本日の投資情報戦略
7日の日経平均株価は前日比12円高の18,053円、TOPIXは前日比1ポイント高の1,779ポイント。東証１部の売買代金は概算で3兆1,558億円、売買高は27億8,711万株。騰落銘柄数は、値上がり899銘柄、値下がり702銘柄、変わらず128銘柄。NY市場は、前日比198ドル安の13,266ドルで取引を終えています。為替相場は120円90銭近辺で推移しています。

昨日のNY市場は、新規失業保険申請件数が減少したことなどから10年債利回りが5.1％台まで急上昇したこと、原油先物が約9ヶ月ぶりに67ドル台となったことで大幅続落となりました。また、ニュージーランドが利上げしたことなど世界的な金利上昇懸念も台頭しています。CMEは17,735円（前日大証終値比345円安）となっています。そのため、本日の東京市場は売り先行で始まりそうです。しかし、昨日も東京市場はNY株安にもかかわらず底堅い動きとなっており、本日も売り一巡後は押し目を買う動きが強まると考えられます。

7日の東京市場は、NY株安を受けて朝方は売り先行で162円安く始まりました。しかし、後場に入ると株価指数先物に大口の買いが入り、売り一巡感が広がり引けにかけてじりじりと買われ、上昇に転じて取引を終えました。個別では、弊社推奨の丸紅（8002）が17年ぶりの1,000円乗せとなったほか、伊藤忠商事（8001）や住友商事（8053）、三菱商事（8058）などの商社株が高値更新となっています。一方で、金利先高観が強まってきたことが嫌気され、REIT指数が連日の大幅下落となったのをはじめ、内需関連株は冴えない動きでした。また、このところ仕手化していた太平洋海運（9123）や共栄タンカー（9130）などの中小海運株が値崩れしたことから、日本郵船（9101）商船三井（9104）、川崎汽船（9107）の大手3社も連れて売られました。

7日の新興市場は、JASDAQ・ヘラクレス・マザーズ指数が揃って反落となりました。主力株では、ミクシィ（2121）やインテリジェンス（4757）などが買われましたが、インデックスHD（4835）やACCESS(4813)、 アセット・マネージャーズ（2337）などは売られています。そのほか個別では、ネクストジェン（3842）が6日続伸、イー・キャッシュ（3840）やニューフレア・テクノロジー（6256）、ウェブドゥジャパン（2138）など、4月以降しばらく調整していた銘柄群が買われました。一方で、前日ストップ高となったAIT（9381）が反落するなど資金の逃げ足も速くなっています。また、昨日新規公開したNTTデータ・イントラマート（3850）が初日値付かずとなっており、新規公開株には過熱感も出てきています。

中長期戦略
昨日も弊社の推奨銘柄の中で、日本農薬（4997）や三井造船（7003）、東洋エンジニアリング（6330）、丸紅（8002）が高値更新となりました。今後も海外展開を中心に収益拡大が見込める企業の、押し目や動意付くところでは積極的に推奨していきたいと考えております。

短期戦略
引き続き、弊社推奨の中長期銘柄を中心に、高値更新が期待できる銘柄をお勧めしていきたいと考えております。また、新興市場銘柄も業績による選別をした上で銘柄選定をしていきたいと考えております。


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