株式市況　 投資情報センター

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昨日の株式市況と本日の投資情報戦略
29日の日経平均株価は前日比206円高の18,138円、TOPIXは前日比23ポイント高の1,774ポイント。東証１部の売買代金は概算で2兆5,905億円、売買高は17億3,879万株。騰落銘柄数は、値上がり1,218銘柄、値下がり383柄、変わらず129銘柄。NY市場は、前日比13ドル安の13,408ドルで取引を終えています。為替相場は123円00銭近辺で推移しています。

先週末のNY市場は、PCEデフレータが落ち着いた数字だったことでインフレへの警戒感が薄れ、反発して始まりました。しかし、原油相場が上昇したことやイギリスでのテロ未遂事件などが重石となり、じわじわと売られ結局続落して取引を終えています。今週の米国市場は、7月4日の独立記念日が休場で3日も半日取引となります。週前半は市場参加者が少なくなることや、週末6日に雇用統計の発表を控えており、動きづらい展開となりそうです。また、CMEは18,180円（前日大証終値比20円高）となっています。これらを受け、本日の東京市場は寄り前に発表される日銀短観の動向を見極めてのスタートとなりそうです。大企業製造業の業況判断DIは23と予想されていますが、この数字からかけ離れなければ、利上げ観測が急浮上することなどもないと思われ、押し目買いに繋がりそうです。ただ、先週末は上半期の期末ということで、お化粧買いも手伝って上昇幅を拡大させています。そのため、本日は戻り売りをこなしながら下値を固める展開が想定されます。

29日の東京市場は、FOMCを無難に通過したことや、為替相場が円安基調で推移したことで大幅続伸となりました。朝方発表されたCPI（消費者物価指数）や、家計調査などの経済指標は、ほぼ市場予想通りで材料視されず、寄り前の外資系証券経由の注文動向が買い越しとなったことで安心感が広がりました。個別では、東芝（6502）や京セラ（6971）、TDK（6762）、村田製作所（6981）などの主力ハイテク株が高値更新となったほか、商船三井（9104）や川崎汽船（9107）などの海運株、新日鉄（5401）や住友金属（5405）などの鉄鋼株が上昇しました。また、伊藤忠商事（8001）や丸紅（8002）などの商社株や、トヨタ（7203）やホンダ（7267）などの自動車株も上昇しています。

29日の新興市場は、JASDAQ・ヘラクレスは続伸となりましたが、マザーズ指数は反落しました。主力株では、アセットマネージャーズ（2337）やスパークスグループ（8739）などが買われましたが、ミクシィ（2121）やサイバーエージェント（4751）、SBIイートレード証券（8701）などは売られました。直近公開銘柄では、マネーパートナーズ（8732）が引け際に買われ高値更新となったほか、日本一ソフトウェア（3851）やインフォテリア（3853）などが買われましたが、UBIC(2158)やサイバーコム（3852）、ネットインデックス（6634）などは売られました。

中長期戦略
ここ数ヶ月の間は、鉄鋼株や造船株、海運株、機械株、環境関連株、原発関連株、ハイテク株などが循環物色されています。相場の主役が変わりながら、これらの銘柄群が順番に高値を更新しています。先週末も弊社の中長期推奨銘柄は9銘柄が高値更新となっており、これらの銘柄群を中心に今後もこの流れが続いていくと思われます。引き続き、弊社中長期推奨の好業績が期待される銘柄群の、押し目や動意付くところを積極的に推奨していきたいと思います。

短期戦略
引き続き、弊社推奨の中長期銘柄を中心に、高値更新が期待できる銘柄をお勧めしていきたいと考えております。また、新興市場銘柄も業績による選別をした上で銘柄選定をしていきたいと考えております。



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