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あんどうりす の りす便り

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2009年11月13日
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誰もが認めあえるってどうすればいいんだろう。

今日は、飯能市で私も時々お手伝いしているNPO法人子育て応援ゆう と
飯能市手をつなぐ育成会主催の ドキュメンタリー映画
4分の1の奇跡~本当のことだから~



を、見てきました。

障がい(この害って意味がいやだと、おっしゃる方もいます。
少数派。。そうやって呼んでほしいと。映画では障がいと
いう言葉でしたが、ここでは以下、できるだけ少数派を使います)、
少数派の子ども達の養護学校教員のかっこ先生が
感じた事、体験したことのお話です。

ペルーのナスカの地上絵。
どうやって描かれたかわからないと学者の人がいう中、
かっこ先生は、私、知ってます!と言うのです。

うちの学校の子ども達と同じだと。

何が校庭に石を並べている。
近くでみたら何かわからないけど、屋上からみて
びっくり。正確な正方形だった。。
縮図に寸分たがわない絵をかくのも、お手の物。

ナスカ地上絵だって、簡単に描けたはず!

マチュピチュの遺跡で発掘された布には、手が6本のひとが中心に
されている絵がかかれていたり、他と違って生まれた人は宇宙と
繋がっている人として大切にされてきた思想がみてとれるそう。

日本でも弥生時代の埋葬はそんな人を真ん中にしていたと。。

数ヶ月後の曜日をぴたりとあてる。
裏も表も真っ白のジグソーパズルを迷わずすっといれる。
電気製品などは見ただけで使い方がわかってしまう。

ものすごくデジタルな発想ができてしまう。
古代からそんな人たちが大切にされてきたのではないのかな。

こどもたちの素晴らしい能力を知らせたくて、
かっこ先生は、絵の展覧会を開いたりもしてきました。

少数派のこどもたちの絵が、●●県A子と
自分の名前でさえも、公表されなかった、
人と違う事は隠さねばならないとされていた時代に
初めて、扉を開いた人。

でも、素晴らしい能力がなければいけないのか?というと、
こんなシーンもありました。

こころだけはどうして素晴らしい人でなきゃ
いけないといわれる んだろう。
すぐカッなってしまう子は、どうしてそうなんだろうと
ずっと悩んでいる。
もちろん、絶対にこれはしてはいけないというメッセージは
伝えるけれど、その子全部を否定してはいけないと。

人と同じでなくても大丈夫。
あなたはあなたのままで、そういうメッセージを
伝えている映画でした。

この4分の1、ってなんだろうと
ずっと思っていたのですが、昔、自分もテレビで見て
感動して、人に話したりしていた内容だったので、
びっくりしました。

マラリアという病気にかからない人がいるのですが、
その人を調べたら普通の赤血球とは違う鎌の形をした
赤血球があることがわかりました。
でも、その赤血球を持つと、4ぶんの1は死んでしまい、
4ぶんの1は病気となります。4ぶんの2は、普通に
生活できる。

だから、病気の4分の1の人は4分の2の人のために
病気になってくれている。。その人たちがいるからこそ、
人が絶滅から守られているという話。

NHKの人体の小宇宙というような
番組だったと思います。
宇宙飛行士の毛利さんが素敵に解説してくださってました。

マラリアに限らず、誰かが苦しむその病気は
自分がかかっていたかもしれない。

だからこそ、社会全体で、支える必要があるのだという
メッセージ。

難病で亡くなってしまう子もいて、その子からの
メッセージは重く、涙なくては見れないものでした。

そして、映画もとってもとっても素敵だったのですが
もっと素晴らしいと思ったのは、その後の交流会。

泣けました。。

少数派の子育てをされた方々のお話。

こんな映画きれいごとじゃないか!
先生と生徒だから、こんなきれいごとが
言えるんだ。。

家族はもっと苦しんでいる。

アトピーや喘息の症状もあるけど、それだけだったら
どんなに楽かと思えてしまうほど、
30種類以上の重病をかかえ、発達障がいもあって、
毎晩、この子の自我が目覚める前に、
いつこの子を殺してあげられるだろうと
思っていた。

1歳の誕生日は殺す事ができなかったから、
これから一生私が責任をとらなきゃいけないと
覚悟を決めた日だったと。

今は毎日病院がよい。

映画を1度目みたときは腹がたってしょうがなかった。
でも、この日2度目をみたときは涙がでて
しょうがなかった。なぜだろう。。。

いつも明るく元気で、おしゃれでとっても
かわいいこのママが、今日は、泣きながら話してくれた。

他、高校生になった自閉症のお子さんを
育てたママの話。

1ヶ月のときで、まだ何もわからない時なのに、
夫がこの子は、何か特別な使命をもって生まれた子なのかもしれない。
大切に育てようと言ってくれた。

言葉が遅く、でも、何ヶ月も先の曜日はぴたりとあたる。
顔をあらう前には特別な儀式があって、それはまるで
宇宙と交信しているみたいで、家族はこの子の
おかげで気づくことがたくさんある。

だけど、この子は、外にでると、みなに
死ねといわれ、近くにくるなといわれてばかりいる。
それでも、じっと耐えている。
自分からは決して人の事を悪く言わない。
そんな子がいるということを知っておいてくれれば
嬉しいと。。。

その他、いろんな話しがあって、
まとめきれない心のままなのだけど。。。

もっともっと人と違ってていいんだよ、
同じであろうとしなくていいんだよ。。
あなたのまま、ありのままを大切にできるように
するにはどうしたらいいのかな。。。

親や家族だけが苦しまないでいられるには
どうしたらいいのかな。。

みんなで受けとめていくにはどうしたらいいのかな。。

どんな子どもも、社会が大切に育ててくれて、
親がいなくなっても安心していられるのであれば
いいのにな。。


先日の援助交際の話での、その子をそのまま受けとめる
それにも通じる話だったので、引き続き
ずっと考え続けています。

ひとつ、気づいたのは、思わず、泣いていたそのママを
HUGしちゃったけど、HUGって素敵な技だなあとしみじみ思いました。

何もできないわけじゃないんだね。

そう思わせてくれる魔法がある気がした。










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Last updated  2009年11月19日 19時14分10秒
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