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あんどうりす の りす便り

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2009年11月09日
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11月9日こぶたラボのイベントに行ってきました。

大江戸線を使うと、近いよ、東中野。
西武線沿線のみなさん、こぶたラボ!おすすめです。
単なる講座を聞いているだけでなく、ともに学び、ともに生きていく仲間と
楽しむ場として、本質的で自発的な新しいムーブメントがいっぱいです。

さて、昨日は、《弁護士さんに聞く!「普通の」少年・少女犯罪》でした。

最初にみなが参加した動機をライチさんが聞いてくれました。

これはとても素敵な試み!人数が多いとやりにくいかもしれないけど、
自分のこころの扉を開く上で、とってもいいなと思いました。


ライチさんが報告されているように、
思春期のお子さんをもつ
親も参加してくださっていて、そんな想いをシェアできたのは、
とっても貴重でした。

講師からは、少年事件の手続きってどんなものか、
凶悪事件は減ってきている事、担当された少年事件のお話などを聞き
感じた事を双方向で話していきます。


同じ月齢の子どもをもつ親で繋がりがちだと、細かなマニュアルやノウハウを
手にいれるのにはいいのですが、本質的なもの。。
子どもや家族と、この社会で生きていくってどういうことなのだろうという
大きな視点を忘れがち。

その両方が刺激されるワクワク感&
シェアされる情報量は、ネットで検索できる情報をはるかに凌駕すると実感しました。

専門的な講師も一緒だと、深まりぐあいも格段です。
人と人との生の繋がりってほんと、素敵です。
おそるべし。トークセッションというかんじ。

さて、内容です。
ですが、お互いのトークの再現ではありません。
私の主観が感じた事の落書きです。ご了承を。


なんで、事件をおこすのか。
家族に問題があるのか?
問題があるケースもある。

でも、なくても起きる。普通の家庭の普通の子どもであっても。

子どもにとっても家族や学校が息抜きの場所ではない強い不安感。

家庭が息ぬきになるにはどうしたらいいのか。。

失敗を恐れない。失敗しても大丈夫というメッセージを与える意義。
特にキーワードになったのは、子どもを承認するということ。

そのままの存在として、認めてあげること。
「事件をおこすなんて、そんなのうちの子じゃない」とか、
「わたしの育て方が間違っていた」とか、
「おまえの育て方が悪かったとか」
そんな失敗の産物みたいに扱わないで、見放さない。

例えば、万引き。これはあっても全く驚くケースではないという状況。
物欲というだけでなく、友人関係からの見栄であったり、ちょっとした
根性試しみたいであったり、罪の意識が薄いケースから、意識があっても
やってしまうケースまで、様々。子どもを取り巻く状況は昔とは比べ物に
ならない様々なストレスでいっぱい。

しないですむに越した事はないと思うのは、親心だけど、
してしまっても不思議ではないのなら、キモをすえておくと、
失敗を経験として活かせる事に。


親はしっかり子どもにむきあって、怒ることろは怒り、
それでも子どもを見放さないメーセージを伝えたい。

例えば、お店の人に心から謝る。謝り方を教えてあげないと。
でも、親自身が失敗に対する対処を学んでおらず、謝ることができない場合もある。

見放さないメッセージも難しい。
「何か困ってる事はないか?」なんてありがちな問いかけは、子どもに伝わりにくく、
疑われていると反発を招きやすい。
子どものほうが、かえって気をつかって、せっかく問いかけてくれてるから
全然嬉しくないけど、親を傷つけてはいけないと、適当に返事してくれたりも
するなんて話もでた。そうすると、本当に心を開いて話すことなんて難しい。

父親も子どもが小さいうちから、子どもとしっかり関わったほうがいい。
共通の趣味やスポーツでもいいし。

仕事として一番大変な時期が子育ての時期と
一致にしているから、時間をとるのは難しくはあるけど、
子どものうちからやっておかないと、中高生になってからでは
遅いわけではないが、かなり難しい。

昔よりも今の時代のほうが、かえって、共通の趣味ももてるという
よい面もあるかもしれない。

見放さない、そんな大人がいてくれると、子どもは(19歳以下)
劇的に変わる力を持っている。
それは、逆に悪い事にもあっという間に染まってしまう
柔軟性があるということでもある。

1度の失敗ですまず、何度も繰り返してしまうかもしれない。
ただ、それは大人も一緒だけども。。

男の子の場合は、バイクだったり、暴力だったり、
と様々だが、女の子は援助交際というケースが頻発している。

昔とは想像がつかないくらい、ただ駅前で声をかけるだけで、
かなりの確率でついてくると、決してイケメンでもなんでもない
おっさんがいいのけるくらいの実態。

何故、少女のハードルが低いのか。
自分たちの思春期を思い浮かべたりしてそれも楽しかった。
お金めあて?なんでだろう?
自分だったらという問いに、
「そもそもどんなにお金をもらっても、オヤジとなんてウザい!!」
と感想に、「そのとーりだよねー。ありえないわ。。」の賛同の嵐。
じゃあ、なんで?
と、問いかけてみると、つまんないコメンテーターなんかよりも
ずっとずっとなるほどって思える考えが聞けたりした。

お金目当てというのもあるかもしれない。
でも、お金だけでは説明もつかないものもあるかもしれない。

性体験は、自分が必要とされている感じがすごくするものだという。
誰かに承認されること、自分が存在していていいと思える確信を
性体験の中に探しているのかもしれない。

そのなかでも、暴力団関係者は、相手を上手にほめたり、大事だと言葉では
熱く伝えるので、それが愛情だと勘違いして、はまっていくケースも
あるのだという。

ホストの人の体験談を聞いたという話も面白かった。

そのホストさんは、人をよく観察しているので、
一瞬で落ちる相手かわかるんだそうだ。

それは、夫の承認を得ていないと感じている女性。

相手の髪型の変化にすぐ気づいてあげる。
相手の持ち物、それは決して人格そのものではないのだが、
そのセンスのよさを誉めてあげること。。

そうすると、自信のもてない気持ちは、容易に陥落するのだという。。

なるほど!!!

少女に限らず、みな心の承認を求めている。

世のお父さん達、前髪に気づけとはいわないが、
パートナーが母になっても、ほめてくださいねー!
「料理がおいしいよ」「いつも子どもの世話で自分のことできないのに、ありがとう」
って、相手に伝わるように言わなきゃだめよ。
恥ずかしがっていてはいけないのだ!

じゃないと、一瞬で陥落しちゃうんだよ~

同じ事は、夫にもいえる。
過労死までひきおこすほど、忙しい職場。もしくは、給料が減らされ、
自宅にいて、所在なさげにしている日々。。

一生懸命頑張っているときは何も誉められない(子どもも)
うまくいかないと非難される(子どもも)

つらいよね。

承認していきたいね。誰もが。誰をも。

何か起こる前から、ずっと相手を承認していく。
起こったとしても、見放さないで承認していく。

失敗しても、それを話せるコミュニティを
あらかじめ作っておく。

ママ友だとか公園デビューだとか、うわっつらなものではなく、
ちゃんとした友達を作る。

そうしていくうちに失敗も経験になり、楽しい思い出のひとつに
溶け込んで、人生いろいろあったけど、子どものおかげで
楽しめたねえと思えるのかも。。。

そして、家族のなかだけでもなく、コミュニティの中だけでもなく、
ちゃんと、世の中に関わっていける大人でありたいと思う。

学校の対応がおかしい事例も事件にはある。
そのとき、ちゃんと子どものために動けるか。。

親が間違っている時もある。
そのとき、誠実になれるかどうか。

世の中の制度がずれている時もある。
そのとき、パワーを発揮できるかどうか。。

親とはいえ、完璧ではない自分だけれども、
子どもと一緒に試行錯誤する楽しさを味わえばよいな。


ライチさんが面白い本を紹介してくれた。
薬物依存、摂食障害、そんな体験から復帰したひとのドキュメント。
読んでみよう。



少年事件についてのマンガもあるそうだ。
こぶたでは貸し出ししてくれる。

 【中古】B6コミック 前編)アイシテル-海容- / 伊藤実

 【中古】B6コミック 後編)アイシテル-海容- / 伊藤実



上記以外にも、いっぱい知見を得たり、アイデアが膨らんだ。
本もたくさん読みたい気持ちになった。
とっても刺激的な半日でした。

みなさん、ありがとう♪






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Last updated  2009年11月10日 13時43分48秒
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