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床屋さん、いつもの床屋さんに先日出かけた。
もう、83才になります。 ご主人様が、先日亡くなった。 優しいオヤジさんだった。 「はとみさん、カレー食べて行くか?」とか、 「トウモロコシ食べてけよ~」とか、 「お茶とお饅頭、どうだい?」などなど いつも、散髪が終わると、 「ごはん」を食べていました。 そんな気さくなご夫婦でした。 もちろん、お葬式にも、参列しました。 「涙、涙、涙」です。 昭和62年から、通っている床屋さんです。 その床屋のばぁさんが、 「はとみさん、もう限界だ。近いうちに、店を閉店する予定だ。 お客様のお蔭で、ここまで頑張ってこれた。 子供2人も恵まれ、孫もいる。 もう、限界だ。他の床屋に行ってくれ。 今日は、3770円のところ、3700円で、いいよ。 70円サービスするよ。ドライヤーも使わないし、 これが、最後かもしれないからね。」と涙を流しながら 言います。 たった70円でも、感動した。 アパレルの20%、30%割引きは、歓迎されないが、 床屋さんのサービス額70円に感動しました。 割引の理由を述べる。
理由があるから、お客様は、嬉しくなる。 先日、うどん屋さんに行ったら、 「今日は、15周年記念なんだよ。 煮込み定食850円を800円にするよ。 はとみさん、50円値引きするよ。」と言われました。 コンサルタントの先生が言います。 「割引する理由を述べる。」 「これが、大切だよ。」と教えてくれました。 金額が大きい、小さいではない。 「値引きする理由が明確だと、気持ちが、良くなる。 しかも、予想もしていなかったことだったので、感動もひとしおだった。」 商店街でも お店を閉めるとか、後継者がいないので、もう限界だ。 ・・・・・・という声を数多く聞きます。 弊社はチェーンストア理論で、会社が大きくなった。 でも、その理論が、通用しないと平成15年ごろから、感じるようになりました。 掛け算の法則や、大量仕入れの理論が、通用しなくなってきました。 個店主義を取り入れながら、 微調整を図る。 まとめ 床屋さんのばぁさんのことが、大好きです。 口が悪いのが、欠点。 でも、寂しくなる。 平成15年ごろから、髪の毛が少なくなって 「ばぁさん、髪の毛へってきたから、 きょうは、30%割引か?」と笑いながら、言うと 「中途半端に、ハゲていると、手間がかかる。 逆に割増し料金が欲しいぐらいだ。」と笑いながら、言われたのを 懐かしく思います。 私は、アパレルメーカーに5年半お世話になりましたが、 小売業に転身して本当に、良かったと思います。 「お客様の顔が分かる店」 引き続き、よろしくお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.07 14:19:33
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