|
|
|
国内最大級！ロレックス腕時計専門店 【ROLEX★WORLD】時代を超越したラグジュアリーウォッチ
ＲＯＬＥＸ【ロレックス】 ROLEXと聞くと、どういうイメージを抱くだろうか。もちろんイメージは人によって様々だが、実用的、丈夫、ステイタスが高いなどが挙げられるだろう。ともあれ、腕時計を選ぶ時に、ROLEXというブランドは決して見逃せない存在感を持っている。 ROLEXを作っている”Montres ROLEX S.A”という会社は、正式には会社組織でなく、財団法人である。だから経営内容を公開する必要がない。時計業界にいる人でも、いまだにROLEXがどういう会社で、年間どれぐらいの時計を作り、またどれぐらいの性能を持っているのか、分かる人はそういない。工場の内部も事実上非公開だ。ある資料は年間売り上げが2500億円、年産は60万～90万本と述べている。しかし実際は誰も分からない。謎だらけだからこそ、憶測が憶測を呼び、ブランド価値が上がる。つまりROLEXとは今のブランドの先駆けのようなことを、100年も前にやっていたと言える。 謎が多いからと言って、ROLEXは悪い時計ではない。実用的時計の中ではいまだに最良のブランドではないだろうか。ROLEXは、値段の割にモノが悪い品とはそもそも違う。「腕時計のメルセデス」という言葉は、決して大げさな褒め言葉ではない。 ここでROLEXの歴史を軽くおさらいしてみよう。1905年、ドイツ人ハンス・ウィルスドルフが商社「ウィルスドルフ・デイヴィス社」を設立。小さなムーブメントの製造を得意とするスイス・ビエンヌのエグラー社と出会うことで、腕時計の製造を開始する。当時はまだ懐中時計の全盛期。操業間もないROLEXは、腕時計に社運をかけた。1908年には、”HoROLogerie EXauise”を略した「ROLEX」というブランド名を採用する。 ROLEXの特徴は、一貫して腕時計専業メーカーとして活動してきたことにある。懐中時計も作ったが、決してメインの販売商品にはならなかった。当時オモチャ扱いされていた腕時計の実用性を上げることが、ROLEXの売り上げを伸ばすことになる。ハンス・ウィルスドルフはそう考えていたようだ。彼はこう述べている「当時の腕時計は衝撃やほこりに弱く、一度侵されると二度と正確な時間を刻まなくなるのが普通であった」。時計師ではなかったが、ハンス・ウィルスドルフは技術に造詣が深かった。彼は設計陣に様々なトライをさせた。1910年には、超高精度の時計に与えられる「天文台クロノメーター」の認証を腕時計ではじめて獲得。1926年には防水ケース「オイスター」を発表、1931年には両方向巻き上げ自動巻のパーペチュアルを開発する。そして1945年にはデイト付きの時計を発売する。防水時計、両方向自動巻、デイト付きという腕時計の基本的な要素は、すべてROLEXの手による。もしROLEXがなければ、腕時計は今ある形になっていなかったかもしれない。 また元々商社であったため、ROLEXは宣伝がたくみだった。メルセデス・グライツが泳いでドーバー海峡を泳いで横断した際、ROLEXは彼女と彼女が使ったオイスターの写真を並べて、「防水時計ROLEX」を大きくアピールした。1936年には、イギリス王室から時計を受注。その時計をプリンスと命名した。もう一つ大きな特徴がある。デザイン性だ。現在の「デイトジャスト」も、その基本的な意匠は1945年から変わっていない。ある世界的な時計デザイナーは、ROLEXをこう評した「同じように見えて、少しずつデザインを変えているのが素晴らしいんだ」。 今では宣伝のうまさやデザインばかり強調されるが、ROLEXの偉大さは、やはり時計を良くしようと努力し続けた点にある。時計屋さんでときどき「この時計はクロノメーターだから精度がいいですよ」と聞く。その「COSCクロノメーター」という公的な規格を、今ある形に手直しさせたのがROLEXである。正確な時計を作っても、精度を測る基準がなければ理解されない。ROLEXは、厳しい公的基準を整備させることが、スイスの時計にとってプラスになると考えたのだ。以降、ROLEXだけでなく、正確なスイス製の時計は世界の市場を制する。 またムーブメントに、振動に強い「フリースプラング（自由振動ヒゲ）」を採用したのは注目に値する。超高級メーカー以外でフリースプラングを採用しているのは、ROLEXとオメガしかない。そもそもフリースプラングとは、船舶用時計（マリン・クロノメーター）に使われたメカニズムだ。ROLEXは30年以上も前に、これを腕時計に収めてしまった。時計史の中でも、特筆すべき偉業だろう。自動巻き機構「パーペチュアル」の巻き上げ効率も高く、巻き上がりが不足することはない。宣伝がうまく、デザインが良いという陰に隠れがちだが、ROLEXは今なお頑強無比で、高精度な時計を作っているのだ。 ROLEXはムーブメントだけでなく、使用感も優れている。一例を挙げてみよう。ROLEXのブレスレットは、コマが中空で軽い。そしてわざと上下左右の遊びを取っている。そのため腕によくなじむ。一見安物と間違えるが、実はかなりしっかりした作りである。最近は重くてがっちりしたブレスが好まれるが、腕に着けると、軽くて遊びのあるROLEXに軍配が上がる。ケースの形もよく練られていて、シャツの袖口が引っかからない。こういう細かい配慮もROLEXならではだろう。 メンテナンス体制も、他社を圧して優れている。日本ROLEXに限って言うなら、修理だけで数百人の人員を抱えている。また東京都に時計学校「東京ウォッチテクニカム」を設立して時計師を養成している。そのため修理の質はかなり高い。部品の供給も潤沢で、30年前までのものであれば基本的には新品同様に修理できる。望むなら、すべてを新品に変えること（ROLEXファンは「オールニュー」と呼ぶ）も可能だ。こんな時計メーカーは、世界にROLEXしかない。加えて言うなら、正規店で買った時計でなくても修理費は一律同じだ。ROLEXの時計であれば、すべて同じサービスが受けられる、というのもROLEXらしい姿勢である。 ROLEXはどれも素晴らしいが、いかにも「ROLEXらしい」時計を挙げるなら「エクスプローラーI（114270）」にとどめを刺す。細かい説明は雑誌や専門サイトに譲るとして、ここでは使い勝手の良さを述べたい。精度がいいのはもちろん、時計とブレスレットが軽いため、長い時間装着しても疲れない。バックルがフリップ式になったため、ショックを与えても急に外れなくなった。ビギナーだけでなく、時計コレクターが好むのも納得だ。また新品であれば、どの店で買っても2年のメーカー保証がつく。はじめてブランド時計を買う人にも安心して勧められる一本だ。
2010.06.23
テーマ：モテる男の腕時計！
カテゴリ：SUBMARINER
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2010.06.23 22:43:52
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
|
