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2006年10月16日
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カテゴリ:チネマミ
日曜日なのに朝早く起きて、
朝早くなのに映画を観に行きました。
13日から21日までローマで初の試みであるところの
国際映画祭が行われており、
そのコンペティションに入っている日本の『悪夢探偵』というのを
みやちゃんと観に行くことにしたのです。

主会場となっているアウディトリウムという名のコンサートホールの
近くにある臨時映画館(テントだった…)で上映でした。
前日の夜が主会場での初回上映で、
監督の舞台挨拶もあったようです。
ちょっと家を出たのが遅かったですし、チケットを持っておらず、
映画祭の勝手も分からなくて、本当に観られるかどうか不安でしたが、
その会場には1800席もあり、
注目もされていない(きっと。監督ゴメン)日本映画ということで、
心配は無用でした。入りは半分くらいかな?

簡潔に言えば死とそれに関する心理学的な要素を主題とした
ホラー・スプラッタ映画です。
でも監督はホラー映画としては作っていないんだろうな。
ストーリーはとても分かりやすかったのですが、
なんでかつてコムロのもとで(だっけ?)お歌を歌っていた
hitomiちゃんが主役に抜擢されたのかがよく分かりませんでした。
人間離れした2本の棒のようなほっそーい足と
ミニスカートしか目がいかなかったです。

はじめ原作が漫画か何かかと思ったのですが、
どうやら塚本監督のオリジナルのようです。
松田龍平くんと安藤政信くんの演技には文句なし。
塚本監督をはじめとして脇役陣もとてもよかったです。

みやちゃんと最後のシーンについて論議が。
みや説はOK。
わたし、あれを入れたことにより陳腐になってしまった気が。
土曜ワイド劇場とか水戸黄門のような。
うーんでもそれも監督の手口なのかも。
確かにあのシーンにより映画全体が救われた気がします。
それまで観ていて辛かったわたしもあそこに来て救われた感じです。

音や特殊映像効果を使って観客を怖がらせるというのは
映画ならではの醍醐味。
賛否両論あるのでしょうが、
映画としてはいい出来だと思います。
わたし個人の趣味としては好きではないけど。

映画が終わってから
映画祭の会場となっているアウディトリウム周辺を散歩しました。
CINEMAFES1
日曜日ということもあり混み合っています。
珍しさもあって、ローマ市民たちが何をするともなく
ふらふら訪れているようでした。
映画関連の出店やスポンサーの出店、
食べ物屋さんなどが出ています。
無料の展覧会が4つあり、観てきました。

一つは「デジタル・パーティー」といって
デジタル映像の仕組みを紹介する展示です。
日曜日なのにプレゼンターのいないコーナーが多くて、
何だかよく分かりませんでした。

2つ目は「ルキーノ・ヴィスコンティとその時代」という展示で、
ヴィスコンティの手がけた演劇、映画、バレエなどのパンフレット、
それに関する彼のメモや手紙などの資料、
映画『夏の嵐』(1954年)や『山猫』(1963年)の衣裳などの展示です。
わたしが一番好きなヴィスコンティ作品は『若者のすべて』(1960年)です。
『白夜』(1957年)も『夏の嵐』も『ルートヴィヒ』(1972年)も捨てがたいな。
日本で一番よく知られているのは『ベニスに死す』(1971年)だと思います。
イタリアの貴族出身で
いつでもその出自のような豪華絢爛な映画を作っていた
素晴らしい映画監督です。

3つ目は「ラストエンペラー」
これもイタリアが誇る大監督
ベルナルド・ベルトルッチの1987年の作品『ラストエンペラー』の展覧会です。
この作品でベルトルッチはオスカーでも賞を総ナメにしました。
出身こそは違いますが、幼い頃からローマに住んでいたそうで、
なんとなく親近感のわく監督です
(これにはちょっと別の理由もあるのですが…)。
『シャンドライの恋』(1998年)を観れば
何となく分かってもらえるかと思います。
ぜひ観て欲しいのは『殺し』(1962年)と『革命前夜』(1964年)で、
『殺し』に至ってはこれがデビュー作とは思えないほどの出来です。
そして今のベルトルッチしか知らないと、
本当に彼が作ったのかと疑ってしまうほど色の異なる作品です。
ともかく『ラストエンペラー』の衣裳などや
ベルトルッチのインタビュー映像を展示した展覧会でした。

最後に「父、娘、聖人の名のもとに」という題の展覧会、
生きていれば今年で100歳になるこれまたイタリアの偉大なる映画監督
ロベルト・ロッセリーニに関する展示です。
というか、女優である娘イザベラ・ロッセリーニ
彼をしのんで企画したもので、
写真や彼女の芝居のビデオ、イラストなどが会場を飾っていました。
ロッセリーニの『無防備都市』(1945年)を観た大女優
イングリッド・バーグマンが彼にラブレターを送ります。
2人の結婚生活は1950年から57年までと長くは続きませんでしたが、
イザベラ・ロッセリーニは彼らの間の子供なのです。
イザベラの文章を読んでいると大監督への家族愛が伝わってきました。
1953年のイングリッド・バーグマン主演の『イタリア旅行』では
愛を再確認する夫婦が主人公です。
あり得そうな話でとってもおもしろいですよ。

昼寝に家に帰って、夜は1人でまたもや映画祭に出かけました。
中国映画『呉清源』の初回上映を観るためです。
舞台挨拶に監督と主演の台湾スター張震(チャン・チェン)が来ていました。
日本で暮らす現在92歳の中国人囲碁棋士呉清源さんの伝記映画で、
プログラムを読んだ時から興味を持っていました。
呉さんは幼い時に囲碁の能力を買われて、
柄本明演じる瀬越憲作棋士に招かれて日本にやってきます。
この経緯などがよく分からなかったのですが、ネットなどで調べると、
当時の総理大臣犬養毅や前総理大臣西園寺公望などがパトロンで、
彼の日本への囲碁留学が決まったそうです。
なにしろ92年もの生涯を2時間の映画でまとめようとするのに
無理がありますから、
かなり端折っていることもあって、
なぜ彼がそういう行動を取ったのか?という疑問が頻出し、
着いていけなくなる場面も多々ありました。
とにかく囲碁は強かったのですが、中国人であるということ
(昭和初期は日本が中国の多くの都市を占領している時代)や
囲碁の勝負の世界の難しさ、
戦争の苦難、自身の交通事故などから
死を意識したり、新興宗教に入って広告塔に使われたりと、
さまざまな辛いことが彼をおそいます。
精神的に悩んでいる呉さんに重点をおいていることから、
イタリア人には全体的に理解しにくかったんじゃないかなと思います。
囲碁ファンだった川端康成やよきライバル木谷棋士との友情、
奥さんとの愛なんかの描写は足りなかったなあ。
のほほんと生きているだけで
こういった人の存在を知らなかったわたしには
十分勉強になる映画ではありましたけど。
でもイマイチ何か足りない。

上映後、主役を演じたチャン・チェン様のマネージャーさんと思しき女性に
“Can I take a picture with him?” って聞いちゃいましたよ。
しかも本人には日本語で
(映画ではセリフはほとんど日本語だったから多分できる)
「写真一緒に撮ってください」って。
「ハイ」って言ってくれました。が、無表情。
“I liked it very much.”と言ってみたのですが…。
わたしも緊張していたので表情無かったと思います。
しかし背が高くていい男だったなあ。やっぱりアジア男もいいなあ。

わたし顔でかっ。っていうか彼が小さいのよ(言い訳)。
ATTORECINESE

興奮気味に会場をあとにして外へ出ると、
レッドカーペットの周りに人が集まり始めている!
誰か来るな、とわたしも周りに群がる人々の中に
カメラをスタンバって入ってみました。
なんとリチャード・ギアが通るそう!
待つこと約1時間。
その間に中途半端なイタリアのVIPたちもレッドカーペットを通る通る!
ブルーノ・ヴェスパ、ジョヴァノッティ、カルロ・ヴェルドーネ、
ミケーレ・プラチドなどなど。
JOVANOTTI
VERDONE
みんなリチャード・ギアの舞台挨拶のあるこの初回上映
(ちなみに映画はラッセ・ハルストレム監督の“The Hoax”とかいうやつ)を
観に来ているのです。

さていよいよリムジン登場!
ギアさま~!
RICHARD1
イタリアのオバタリアンたちすごい。大阪のオバチャンたちも負けるわよ。
わたしは無言でシャッター切りまくり。
目の前までギア様が迫ってきた時にはちょっとびっくりしました。
RICHARD2
あのまんまだった。
斜め前の女の子は抱きついてました。
あー楽しや国際映画祭。

*昨日の映画 IL FILM CHE HO VISTO IERI*
悪夢探偵 (Nightmare Detective) (2006年・日本)
監督*塚本晋也
出演*松田龍平&hitomi&安藤政信

呉清源 (The Go Master)(2006年・中国)
監督*田壮壮
出演*張震&柄本明&松坂慶子






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最終更新日  2009年06月27日 06時15分50秒
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