昨日、Licia Colòの
“Alle felde del Kilimangialo”というテレビの旅番組で
日本が取り上げられたそうです。
わたしは見なかったのですが、同僚たちに聞きました。
相変わらずステレオタイプな日本にうんざりです。
こんなふうに番組作っているイタリア、
100年後も作ってろよ、コノヤロー。まず、「芸者←今や体を売ってはいない」。
この情報、日本を紹介する番組では毎度必ず入ります。
芸者に興味あるのは分かるんだけど、
いくら紹介したところで、
この国で“GHEISCIA”(複数系“GHEISCIE”)と言えば、
旦那さんに従順に尽くす意思のない女、みたいな意味だからねー。
これが定着してしまっているから今更でしょ。
「鯨殺す国←グリーンピースに寄付金を」。
わたしは司会者のリーチャ・コロ好きなのですが、
理由もなくグリーンピースの肩持つのだけは許せないです。
テレビだけで情報を得ているイタリア人は簡単に信じてしまうからです。
「スパゲッティ←ズルズルと音を立てて食べるのはおいしいという意味」。
これもいつも言われることです。
もちろんここでは、そばとうどんのことなのですが、
わたしたちにはこうして食べるのが当たり前なだけよ。
あなたたちが音を立てないように、
わたしたちには音を立てるのが作法なだけよ。
「白無垢のお嫁さん←彼女に傘を差して横を歩く人」。
今どきこんな結婚式する人も少ないのにね。
洗礼も聖体拝領もしないで教会で結婚式挙げることを
取り上げてくれればいいのに。
カトリックのお膝元ではスキャンダルすぎてダメなのか?
その他、築地の魚市場、秋葉原の漫画喫茶、
コスプレする若者などが取り上げられたらしいのですが、
この番組で日本の特集が流れると、
いつもいつも同じ内容なのがとても残念です。
いい番組なだけに。
例えばディズニーランドのこととかお台場のこととか、
鉄道の駅やスーパー、デパート、100円ショップ、銭湯、
こんなことを話すと同僚たちはいつも喜ぶので、
こういった情報こそが
本当に求められているのではないかと思います。
もし“Alle felde del Kilimangialo”の
日本特集制作に携わっていた人がこれを読んでいたら、
何年か後、今度また日本が取り上げられる時には、
もっといいVTRにまとめることをお願いします。
まあ、こういった番組、ないよりはマシだけどね。