マメルティヌスの牢獄(カルチェレ・マメルティーノ)の
ガイドツアーに参加してきました。
第4代ローマ王アンコス・マルティウスの時代に作られたそうですから、
紀元前7世紀が起源です。
カエサルの広場やセプティミウス・セウェルス帝の凱旋門の近くにあります。
地下に掘られた牢獄で、二層になっています。
上部がカルチェレ(獄舎という意味)で
下がトゥリアヌム(水の湧き出る場所という意味)と呼ばれています。
グラックス兄弟の弟のガイウス・グラックス、
北アフリカのヌミディア王国のユグルタ王など、
反ローマ勢力のリーダーなどが捕らえられてここに入れられたようです。
聖パウロと聖ピエトロも
ここに鎖でつながれていたと伝えられています。
この伝説からカルチェレは牢獄というよりは
教会とか巡礼地といった様相を呈しています。
トゥリアヌムはさすがにおどろおどろしいです。
こんなところにはやっぱり入りたくありません…。それからわたしは国鉄ティブルティーナ駅近くにある
中遠距離バスターミナルへ向かいました。
週末、ペルージャに行ってみることにしたのです。
はじめてです。
超長距離便、ウクライナ、ポーランド、ブルガリア、
スロヴァキアなどへのバスもあります。
なかなか国際色豊かなバスターミナルです。
何十時間かかるんじゃ。
ペルージャへはSulga社の便が一日数本出ています。
予約したホテルがバスターミナルの近くだったので、
電車で行くより便利です。
旅費も安くつく(片道16ユーロ、往復24ユーロ)し、
乗り換えもなく、時間もかかりません。
ローマからの週末の旅にはバスがおすすめです。
18時30分ティブルティーナ駅発で
20時45分にペルージャのPiazza Partigianiに着きます。
ホテルは道をはさんですぐのところにある
Hotel Sangallo Palaceでした。
4つ星でとても綺麗なホテルです。
部屋もバスルームも広くて過ごしやすかったです。
少し小雨が降っていましたが、夕飯のために出かけました。
アクエドット通り(Via Acquedotto)という
古代ローマ時代の水道橋の上を歩いていきます。
中心地の北端にあるレストランBRIZIへ行ってきました。
わたしが頼んだのは黒トリュフのパスタ。
ウンブリア州に来たら食べるのはやっぱりトリュフでしょう。
オリーブオイルだけのシンプルなパスタに
すりおろした黒トリュフがかかっています。
あっと言う間に食べてしまいました。
それから肉の盛り合わせを頼んだのですけれど、
サルシッチャ(イタリアンソーセージ)がおいしくて、
それだけ追加注文してしまいました。
食べ物が美味しい観光地って危険ですね…。
食べ過ぎ要注意です。
このレストランについてはおなじみ、こちらのサイトでも
ご覧頂けます。