先週は雨ばかりで寒くて、
まだ家に暖房が付かないから
古い建物に住んでいるわたしは震えていました(怒りに?)。
エレベーターもない古い建物で(1920年代、ローマにしては大して古くない)、
暖房は管にお湯が通るタイプです。
最上階に住んでいるわたしが
ウチの暖房の管の空気を全部出し切らないと、
必然的に下の階に暖房は入らないのです。
管の小さい穴から出るシューって空気と、
同時に出てくる飛び散る水を浴びながら、
バケツを持って空気が出切るのを待っているんです、夜中。いつ暖房が入るかはわたしたちには分からなくて、
仕事が終わり、疲れてヒーヒー言いながら
5階(日本で言う6階)まで階段を上ってくると、
玄関のドアに貼られた
階下の住人老夫妻のメモを見付けることになるわけです。
「暖房の空気出してよね」って。
毎年この時期。
暖房が入るのは朝11時から夜10時まで。
夜寒いっつーの。
イタリアの古い家ってこんなものです。
日本は恵まれている、と
深夜に重いバケツを持ちながら思います。
で、寒かった先週、頭寒足熱!と思い、
ふわふわのスリッパを買いに行こうと決めました。
あさちんが最近Accessorizeでかわいい室内履きを買って
どーたらこーたらと言っていたのを思い出したのです。
ところが20~30ユーロ超とものすんごい高かったので
(わたしは靴にすらこの金額を払わない)、
Oyshoに行きました。
ピンクのふわふわスリッパが12ユーロだったので
「やっすーい」と思って買いました。
暖かいし、ピンクは好きな色なので気に入っています。
しかしながら、冷静に考えると、
日本でスリッパを買おうと決意し、
同様のものが例えば380円で売っていたら、
わたしは買ったであろうか。
いや、高くて買わないと思うのです。
しまむらで特価280円くらいになるのを待つと思うのです。
日本は恵まれている、と
愛想の無い店員から釣りを受け取りながら思います。
そんなわたしにも小さな幸せがあります。
大好きなブランドCath Kidstonのカタログが郵送されてきました!
イギリスのKMちゃんに教えてもらって以来、大ファンになったんです。
鞄も1個だけ持っています。
今年に入ってから親友むち子にビューティーケースをプレゼントされました。
1頁1頁めくるのが楽しくてなりません。
ちょっと気持ち悪いんですけれど、
エッチな雑誌のグラビアを見る高校生男子みたいな感じだと思います。
日本でも人気が出てきたようでそれがちょっと気に食わないです。
今、知ったのですが、Cath Kidstonの店って、
イギリスと日本にしかないの!
日本マーケットって本当におそろしいです…。
イル・ビゾンテとかボッテガ・ヴェネタとかフェリージとかも
日本人から聞いて初めて知りました。
これってどうかと思うけどなー。