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テーマ:癌の見舞い(2)
カテゴリ:家族・家庭・交友関係
昨日、金曜日の終業後、
東京駅から『のぞみ』の人となりました。 週末の夜ということで、どの便もほぼ満席で、 指定席は3人掛けの真ん中しか残っていない状態。 でも、先頭3両の自由席エリアに行くとけっこう空き空きで、 余裕で窓際席をゲットすることができました。 実家には23時頃に到着。 そのまま就寝し、今朝、朝食を食べてから 父親の入院する病院へ向かいました。 一時はいつ最悪の状況になっても おかしくない状況だったのが、 各数値とも平常時に戻りつつあるようで、 集中治療室から逃れ、一般病棟に移動していました。 病室に入ると、思いのほか元気な父親の姿。 僕の顔を見るなり、 抗がん剤の怖さを訴えるように語りかけてきました。 ご存じのように抗がん剤は がん細胞を攻撃してダメージを与えると同時に、 正常な細胞も攻撃してしまう性質があります。 それが副作用として発症してしまうのですが、 父親曰く、だから抗がん剤は「がんそのものよりも怖い」と。 ただ、一語一語には力強さが感じられ、 痩せてはいるものの顔色は通常だし、 最近は食欲も出てきているようで、 容態は小康状態になってきているようでした。 がんの転移は否めず、 徐々に身体がむしばまれているのは事実ですが、 何となく奇跡が起きるような、 そういうことを思わせる姿に、少しホッとしました。
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