る～む335

冷や汗ものの手荷物検査をくぐりぬけて
ようやく座席について羽田へ向かう。

一眠りした後に機内誌を読んでいたら、
機内オーディオのプログラムに清水ミチコの写真を発見。

そういえばちょっと前に高田文夫のラジオビバリー昼ズで
JALの機内オーディオ番組に出ると、
清水ミチコ本人が言っていたのを思い出して、
急いでイヤホンを取り出して聞いてみた。

JALスペシャル「清水ミチコ～歌声よおこられるな～」。
番組は3分の1以上進んでしまっていたが、
それでも十八番のモノマネの数々を聞けて、
肩を揺らして笑いをこらえるのに必死だった。

窓の方向を見ながら、いい歳したオッサンが
肩を揺らしてニヤけている。
周りの人達にヘンなおっさんと思われていたに違いない（苦笑）。

そういえば、イヤホンをしている人は
ほとんど私の周りにいなかった。
乗客のうちのどれぐらいの人が
機内オーディオを聞いていたのだろう。
またその中で清水ミチコのプログラムを聞いていたのは
どれぐらいいるのだろうか。
まさか私1人だけだったりして（苦笑）。

本人が聞いたら怒るんではないかと思えるような
「日本三大ピアニスト」、
最高に似ている田中真紀子のモノマネや
カラスの鳴き声、FAXの音などが登場する
「ミミックレッスン～モノマネかきくけこ」では
十八番のモノマネが怒涛の応酬。
マネされている本人が怒りそうな
皮肉たっぷりのモノマネがいい。

中でも秀逸だったのが「野球中継」。
野球のルールを全く知らない清水ミチコならではのネタで、
知ってる野球用語をとりあえずデタラメにつなぎ合わせて
清水ミチコ扮するアナウンサーと解説者が
野球中継をやってしまう。

このネタ、野球のルールを知らない人が聞いたら
面白くもなんともないが、
知ってる人が聞いたら大爆笑間違いなし。
とにかくめちゃくちゃな野球中継。

この中継ネタを聞いてると、
確かにラジオで野球中継を聞いていると
裏とか表とか、SBOとかブルペンとか、
三振、ゴロ、フライ、ダブルプレー等の野球用語や
「ふりかぶって」等の中継で使う独特の言い回しなんて、
知ってるからその姿が浮かぶが、
野球を知らない人がラジオで野球の中継を聞いてても
まったく何のことやら、ちんぷんかんぷんなのだろう。

野球を知らない事を逆手にとって
ネタを見事に作り上げた清水ミチコに大拍手。

残念ながら関空と羽田のフライト時間は短い。
最後の方は着陸のアナウンスが入ってしまって、
番組は途切れ途切れになってしまい、
最後はカットされてしまった。

この60分のプログラムを最初からちゃんと聞いてみたい。
どっか60分フルにもう一度聞ける方法はないのだろうか。
飛行機なんてそうそう乗らないので、
おそらくもう聞けないだろうなあ。

と思ったら、野球中継も日本三大ピアニストも、
清水ミチコのCDに収録されていた。


《送料無料》清水ミチコ／リップサービス(CD)


《送料無料》清水ミチコ／歌のアルバム(CD)

今月JALに搭乗される機会のある方、
機内オーディオの10チャンネルか12チャンネルの
「JALスペシャル・清水ミチコ～歌声よおこられるな～」を
ぜひ聞いてみてください。
静かな機内、くれぐれも笑いすぎにご注意を（笑）。