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[ ハンティング ] 先日 カベラスのカタログ「SHOOTING-2008」が届いていました。 ペラペラめくると サボットが出ています。 これで 途中で放り出している自作の銅弾をロードできると喜びました。 が、・・ 規格の表示が どうもワカラン。詳しい方からアドバイスしてもらいました。 結果は 残念! でした。 先込め銃用のサボットとのことでした。 猟期もそろそろ終わりですので、また サボット弾作りを始めようと思っていますが、 サボットケースが入手できないので途中で止まっています。 何とか打開せねば。。
非Pb弾 北海道では鉛弾が禁止になっており、銅弾が主流です。 それでレミントンのサボット弾を参考にして銅弾の鋳造にチャレンジしていました。 まあまあ使えるレベルのものは試作しましたが 溶かすのにはそれなりの炉が必要です。電気、ガス、コークス、炭等も結構な金額になります。 鋳型作りもそれなりの機械と技術が無ければ作れません。-----一般的でないと言うことです。 基本にもどり 「誰でも作れるもの」 にもどり考え直してみました。 1 サボットを入手しやすいこと 2 鋳型を入手しやすいこと 3 低い融点で毒性のない金属を入手しやすいこと 1は サボットは赤ワッズが手元にあります。これは入手ルートは色々あります。 弾が納まる高さが低いこと、下部に足があることが気になります。しかし 2の鋳型で造った弾には使えます。 2は 鋳型はLymanのMould とハンドルが入手しやすいでしょう。 この鋳型で鉛弾を造るとちょうど1OZ(オンス)になります。 レミントンの銅弾も1OZです。 3は それじゃ どんな金属が良いのか探してみます。 ・ ピューター合金 3P 91%のスズ(Sn)、 7%のアンチモン(Sb)、 2%の銅(Cu) 融点320℃ 3PL と呼ばれるピューターは4%の鉛(Pb)が含まれているから要注意です。 ・ ホワイトメタル 第1種(WJ1)~第9種(WJ9)まで9種ありますが、第1と第2種は鉛が含まれませ ん。その他は数十パーセントの鉛や亜鉛が含まれますから要注意です。 ・ 低融点合金 ♯***と番号で分類されています。 鉛(Pb)、カドミウム(Cd)フリーのものを選びましょう。カドミウムは発がん性があります。
鉛は 融点327℃ 密度11.342 錫は 融点232度 密度7.133 で密度⇒重さが違います。 Lymanの鋳型で作ると軽くなります。やはり火薬とつりあう範囲内で重い弾にし運動エネルギーを----破壊力をと考えてしまいます。 1OZを基本に考えると、弾の尻のくぼみを浅くする方法があります。 もう一つの方法です。 スズ-ビスマス(Bi)合金です。 Bi : 融点271.4℃ 密度 9.88 鉛には及びませんが スズよりは重いです。 以前 紹介した北海道工業試験場の研究のひとつの 「オモリ、銃弾、はんだにおける無鉛化技術の開発と商品化」として2007/5/16の発表要旨が手元にあります。 銃弾としては70~80mass%のビスマスにすると良い様です。 銅ジャケット、Sn-Bi合金コアの試作ライフル弾と 鉛弾、銅弾を使い、 レミントンM700 火薬調整で初速850m/s 100mで ゼラチン破壊をした比較写真が紹介されています。 銅弾は狭い破壊域で600mmを貫通しています。 鉛弾は広い破壊域で貫通せす゛。 Sn-Biコア弾は鉛より破壊域が広くなっています。 結果、銅弾は貫通するが破壊力は小さいので走られる。 Sn-BIコア弾は鉛より破壊力が大きいと読み取れます。 無断で転載できませんので、ネット上で見つけたら お知らせします。 了解が取れましたら転載UPします。鉛より溶かしやすく、流しやすい、また鋳造時の収縮、膨張も少ないなどの扱いやすさがあります。 また鉛より変形(つぶれ)しやすく 破壊力を求められるようです。
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