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テーマ:暮らしを楽しむ(384861)
カテゴリ:投資・貯蓄・年金・・・お金大好き
![]() 先日は会社で気になるとても可愛い、3歳位年下の女性とランチに行きました。 笑顔も素敵だし、明るくほんわか温かい雰囲気にとても惹きつけられます。 会社内では部署が違い顔を合わせる機会もほとんど無いので、たまには話がしたいのもあるのですが、 彼女が、今回少し年上でもあり社会保険事務も多少はしている私に聞きたかったのは、もうすぐもらい始める特別支給の老齢厚生年金と退職の時期の事がメインでした。 彼女はずっと親と同居していたし、高校卒業してから結婚してもずっと正社員で働いてきたから、なんと厚生年金の加入期間が40年以上もあるそうなんです。 たった3歳差位だけど、私の同年代の頃は、 「結婚まで家事手伝い、花嫁修業」がまだ普通で、就職しても結婚が決まるまで。 婚約・結婚準備位にはもう退職。 職場自体が、当時「肩たたき」と言って25歳近くなった女性は24(日)までしか売れないクリスマスケーキ=「売れ残り」というレッテルを貼り、 「もう古びてきたから、そろそろ退職して、又18歳位の若い子に職場の初々しい花として存在してもらいたい」という価値観を前提にされていて、女性が長期間働ける会社はそんなに沢山はありませんでした。 でも彼女の時代にはもうかなり変わってきていたようです。 多分ですけど、私の年代の10歳上の世代が「団塊の世代」と呼ばれ、人口もとても多いので、女性も幾らでも替えが居るという感覚があったのではないかと感じます。 私の年代まではそういう感覚だったけど、彼女の世代には気が付いたらもう若い女性の数も落ち着いて、若い人をとっかえひっかえという程の余剰がなくなっていたのかもしれません。 ともかく彼女は特別支給の老齢厚生年金を来年から受け取り始めるので、その機会に会社を辞めて、パートでのんびり暮らそうかなと言うのです。 40年以上の厚生年金の加入期間があるなら、確かに年金が他の女性より何万円か多くて、すごい安心感ですね。 死ぬまで毎月ですから。 おそらく最低賃金の給与の手取りに近い金額になるのではないかな? その年金も、もしも夫が先に亡くなったら、それを捨てて夫の3/4を選ばざるを得なくなってしまうという制度もあって。 夫が先に亡くなってしまったら、自分の分は社会保険料を一円も払ってこなかった第三号の人と同じ、国民年金のみになってしまいます。 ・・・40年以上も社会保険を払ってきたのが無になるとは…余りに残酷な制度じゃないでしょうか。 せめて、夫の遺族年金が3/4であれば、自分の分も1/4支給されるとか・・・そうでないと悲しい気がしますが、一人1年金の原則でそうなってしまうそうです。 女性がどう頑張っても、結果として「あくまでも第三号制度は得」だということなので。 夫の収入と自分のパート収入だけでも、頑張ればなんとか生活できる人が第三号を選択するのは、余りに当然の選択なのです。 なので、第三号を選択した人を非難する意図ではないのですが、いつも嫌な思いをさせてしまってすみません。 ただ疑問も無く他の人が苦労して支払っている社会保険料から、自分が受け取って当然という考え方は、どうなんだろうと思ってしまうんです。 仕組み自体が不公平ではないか、働きたい女性が一歩踏み出すのを邪魔している制度ではないか?と感じます。 もっと女性が枠組みナシで自由に選択して生きていける方が、結局は今後の若い女性の将来の為になるのではないか?と。 第三号の人だけ特別扱いする制度は、平等ではないという点で憲法違反じゃないの???みたいな疑問があるんですが、法律に全く詳しくないのでわかりません。。。 結婚の有無にかかわらず、収入が少ない人全員が同じ制度を受けられるのなら、 もしくはこの前の日記でも書いたように、第三号の居る家庭の人=第三号の恩恵を受けている人達だけで、第三号の社保を賄う仕組みであるなら理解できるのですが。 女性が幾ら長年働いてきても賃金はあまり上がらないので、大概の場合夫の3/4の方が妻の年金100%よりも多いし、 自分自身の年金には税金がかかりますが、夫の遺族年金にはかからないので、その点で得なのです。 特に住民税は、ゼロ円か、わずかにかかるかで全く立場が変わってしまうのは、皆さんもご存じでしょう。 住民税がゼロの人だけに支給される補助金はとても多いのです。 夫の遺族年金を普通の女性の給与手取りより余程多く受け取っている老女の方などが、住民税ゼロの立場でいると沢山の援助を受け取れる仕組みがあります。 そんな必要あるのかな?と不思議に思います。 不思議な、老人最優先のルール。 多分自民党が、日本では人数が多い老人の票を集める選挙対策なんでしょうけど・・・ 生活に不足ない年金を受け取っている老人より、 子育てを頑張っている世代にもっと援助したほうが、子供を産み育てやすい世の中になるでしょうにねえ。 特に共稼ぎで世帯収入が多めになると、不利益が多く「罰を受けているのか」と思う位。 子どもを沢山育てたいという希望があっても、「世帯収入」に足を引っ張られて難しくなってしまっています。 ********** 話が逸れましたが、彼女の悩んでいる点は、 来年位に退職しようかと思っているという事でした。 広く知られるように一番得なのは、65歳の二日前に退職し、65歳以降の年金を受け取り始めるようになったら、65歳以降にハローワークの手続きをして失業保険も受け取る方法。 今から2年後くらいに10年以上の勤務になる彼女は今辞めると90日分の雇用保険が、2年後からは120日分支給されるようになるし、私はそれが一番得ではないかと思っていました。 もちろん再就職を探していることが前提ですが、それはパートの仕事でも構いません。 でも、彼女の希望通りに特別支給の厚生年金を受け取り始めた時に退職して失業保険を受け取ると、その期間は特別支給の老齢厚生年金がストップしてしまうんですね。 普通の女性は給与が多くないので、今は仕事を続けていても特別支給の老齢厚生年金がストップする事は余り無いのですが、 公的な失業保険を受け取ると、65歳になる前に受け取る年金についてはストップしてしまう仕組みなのです。 彼女の場合もう少しで、老齢厚生年金が44年分になるので、それを失う事はかなり惜しいです。 特に彼女の場合、この 「44年以上厚生年金保険に加入している特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の受給者が、退職などで被保険者でなくなったとき」の特例 に当てはまるようで、大卒で同年代に44年以上厚生年金に加入してきた人が居なかった私はこの制度をこの機会に初めて知りました(;^_^A 少し前60歳から年金を受け取れた時代では、18歳から働き始めても42年でしたしね。 高卒後長年(44年以上)働いてきて、60歳から年金生活ができると予定していたのに、65歳からになってしまい損をしてしまってきた人たちへの救援策という事ですかね! 退職するか、社保加入しないパートになれば、65歳前であっても満額に近い年金が受け取れる制度のようです。 ただ、70歳までは長く勤めれば定額以外の老齢厚生年金部分が少しずつでも増えていくので、長く勤め続けても損にはならないとは思いますけど・・・ でも女性の場合夫が先に亡くなれば失ってしまう老齢厚生年金部分なので、早めに受け取り始めないと損かもしれないですよね。 でもこの日、実は私は44年の特例というものを知らず、満額の年金を受け取れるのなら、失業保険と同じ位の額になるってことをわかっていずに話してました(;^_^A そこに失業保険が絡んでくるのが悩むところです。 彼女は午前中のパートで働きたい希望があるので、年金額が充分に足りていても、失業保険を申請すること自体は問題は無さそうだけど・・・ 65歳になる前は、失業保険と年金と両方受け取る事はできないはず。 両方受け取りたい場合となると、特例年金を受け取れる期間の前に失業保険を受け取り終わるべく、今すぐ辞める。 年金をすぐ受け取るのは諦めて、金額を少しでも増やしていきたい場合は65歳の二日前に退職する。 この二つのどちらかなあ。 でも、仕事が体を使う仕事でもあるので、最近は体がきつくて、そう長くは続けられそうもないと感じるようになってきたし、 まだ動けるうちに趣味の運動や、旅行をもっと楽しみたいという事で、 それは私も良くわかるなあと思います。 失業保険は収入ではなく手当なので、年収に入らないけど、年金には税金がかかると思ったし。 うーん、結局どうするのが一番得なのでしょうか。 安心な年金が受け取れるなら、失業保険を受け取る必要も無い・・・と言えば、そうなのですし。 特例の年金を受け取るタイミングで辞めて、その後はパートで働き、趣味や旅行を楽しみたいけど、 でも、65歳の二日前まで勤め続ける方が損をしないのかな~・・・ と悩んで終わりました。 にしても、やはり私も彼女も自分の払ってきた年金を無駄にしない為にも、 何より夫と一緒にできるだけ長く共に年老いていきたいと、強く強く思うのは一緒でした(〃▽〃) ![]() けのひ堂、初めて行きましたが、鶏肉もデザートも珈琲もとても美味しかったです!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.08 10:38:55
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