カテゴリ:カテゴリ未分類
10月16日
12日には、スミニャックの高級スーパー、バリデリにテロ予告電話がはいり、警察が押し寄せ、爆弾は発見されなかったが、店は閉めた。 すでに同様の騒ぎがデンパサールのスーパーとデパートのマタハリでも起きている。 そして13日。 今回テロのあったクタスクウェアからカルティカプラザ通りに入った目と鼻の先のクタセンターにも午後、爆弾テロの予告電話が入り、警察が来て大騒ぎとなった。やはり爆弾は発見されなかったが、自爆テロだと、いつやられるか判らない。近くのレストランは軒並みに営業を止めた。 その夜、僕は、いつものようにスミニャックの『漁師』に出た。 そこへクタセンターのすぐ近くでアメリカ系で人気のレストランのボスが、ひとり、ひょっこり現れ、食事をしながらも、がっくりと肩を落として言った。 『うちも閉めたんですよ・・・、本当にテロリストからのテロ予告電話なのか、いたずらかは判んないんですけどね・・・』 『判んなくても、予告電話が入った以上、閉めなくてはならないでしょう・・・』 『そうなんですよ・・・、もし開けていて、実際なにかあったら取り返しがつかないし、第一スタッフが怯えちゃって、仕事にならないし、それ以前に、道には人が歩いていないし、最悪ですよ・・・』 そのボスから、こんな話を聞いた。 実は、10月1日に自爆テロにやられたクタスクウェアのレストランには、当日爆弾テロの予告電話が入っていたというのだ。 電話を受けたのはキャッシャーだが、ここ3年バリではテロが起きていないし、それに、もしクタスクウェアの近くで爆弾テロをやるなら、ハードロックホテルか、マタハリスクウェアで、まさかうちが狙われるはずが無いと、なおざりにしてしまったという。だが、実際に自爆テロにやられてしまった・・・・。 こんな爆弾テロ予告電話が、いま連日のように、あっちこっちで起きている。その度に、警察が出動し、店を閉める。 中には、いたずら電話、いやがらせ電話も多い気がするが、だからといって、平然としていつも通り営業するわけにはいかない。 なにしろ、これまでの警察の発表だと、今回のような自爆テロの仲間が、20人以上いて、国内の材料で作れる爆弾は、まだまだかなりの量を持っているというのだ・・・。 こうした風潮に突入するのを、実は一番恐れていた・・・。 こんなに連日爆弾テロの予告電話が、嘘か真実がは判らぬが、頻繁に発生するのが、一番神経的にまいる・・・。 3年前のテロの後、 『もし、もう一度こんなテロがあれば、バリは死ぬ・・・』 と誰もが口を揃えた。 だが、再発してしまった・・・・・。 こんなに閑散としてしまったバリで、いつまで持ちこたえる資金力があるか・・・。まさに体力勝負。 バリはいま正念場を迎えた・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|