昨夜は愛知県芸術劇場ーにてPFMのコンサート。指揮はＮＨＫ交響楽団でもおなじみ、マエストロ・ネッロ・サンティ氏。

　札幌、大阪と演奏旅行をして来て名古屋にこられました。8月4日はサントリーホールです。

　開演前に楽屋に行き、サンティ・ファミリーと久闊を叙す。奥様の銀髪は相変わらず美しい。

　サンチエ氏のご子息アルド・サンティ氏は旧来の友人です。

　私の書き物に出てくる「スイス人の友人」の一人が彼なのです。

　職業は弁護士、と言っても法廷に出ることはほとんど無いでしょう。父親の著作権の管理をしています。

アルド氏夫人のしのぶさんは旧姓、中　忍さん。（なかしのぶ）

　イタリア語と、英語と日本語の三ヶ国語会話が始まりました。


　公演後にまた楽屋に寄ると約束して客席に。私の隣は女性指揮者の松尾葉子さんでした。

　PMFとはPacific Music Festival （パシフイック・ミュージック・フェスティバル）の略です。

　故レオナード・バーンスタインの提唱により1990年に創設されました。（詳しくは自分で調べてください）

　一昨年の渋谷NHKホール以来のレスピーギ：ローマ三部作を聴く。

　即ち、交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭り」です。

　札幌で一か月練習した成果か、ニコニコとした笑顔が目に付く、（珍しい光景です）若い国際的編成の127人です。

　コンサートホールの内装は木質感が好印象です。パイプオルガンも目を引きます。

　演奏が終わった後、松尾さんに「今から楽屋に行くが、ご一緒にいかがですか。」と申し上げましたが、お連れがあるそうでした。

　ネルロ・サンティはボウ・タイをはずして汗をかいていました。

　忍さんに松尾葉子さんがおみえでしたと話しました。忍さんは、東京芸大で指揮服を生徒全員が着て、松尾先生から授業を受けたそうです。

　「私など先生は覚えていらっしゃらないでしょうが。」

　そういえば、松尾さんが、「日本人の方が息子さんの奥様ですか、芸大の何科ですか」と聞かれました。

　「声楽科のようです。オペラ歌手だったのですから」と話しました。

　芸大は独特の科目編成の呼び名がありますからよくわかりません。

　「百五銀行のオーナー川喜多ご夫妻がおみえでした。」とサンティ夫人に報告しました。

　日本で105番目にできた銀行ですと申し上げましたら、ご家族にたいそう受けました。

　サンティ・ファミリーは、金融の本場チューリッヒにお住まいです。