|
全て
| カテゴリ未分類
| 海外旅行
| 語学(英語以外)
| 英語
| 映画
| 料理
| 雑談
| 読書
| 国内旅行
| 勉強(語学以外)
| 食事
| コミック
| 美術展
| ABCニュースシャワー
| デジもん
| ベランダ菜園
| 落語
| 音楽
| ラ・ロシュフコー箴言集
| ダイエット
| 日本アニメで英語の勉強
| 雑草
| ザ・ラストシップ
| 本日描いた絵
| 洋ドラ
カテゴリ:読書
徳 齢 (著)、東方書店 解説がすごく不親切。 そもそもこの「旅行(北京→奉天)」が何年のことで その時筆者は何歳で、といった情報が全く無い。 195 旅行自体は15日間、春と夏の間(P39) 本文をざーっと読んだ限りでは西太后は70歳近く(P15)。 (1835年11月29日~1908年11月15日)だから1900年以降。 初めて汽車を見て初めて汽車に乗る。 時代的なことに、もう少し触れておくと 光緒帝(旅に同行)はすでに政治的囚人の状態だったから (1898年戊戌の変法=別名戊戌維新)以降。 1900年の「義和団の乱」について書いた部分もある。 筆者は外交官の娘で、海外で教育を受けている。 後にアメリカの外交官と結婚し米国に帰化する人物。 妹ともに8人いる女官の中の一人。 ※しかも妹によるとその記述は「不正確」らしい←解説から。 トリビアの部分は凄く面白いのだが頭の中で全体像が描けない。 大部の本の中からの「抄訳」の切り出し方の着眼点が良いだけに 損をしている本だと思う。 西太后の前では誰も椅子に座ってはいけない。 数人の例外を除いて列車の中の別室でもダメ。 休むときは壁に寄りかかるか、床にうつぶせで寝る。 不始末があると首が飛ぶ、冗談抜きで。 旅行に持って行ったのは靴40足に服2000着(39) 1000名の宦官が付き従い、服は時折お盆に載せてご高覧に供する。 また宝石を眺めるのも趣味 食事は50のかまどが通路の左右に25ずつある車両で作る。 竈ひとつに料理人が3人(うち一人は竈の火担当)がつき、 この1チームが2皿の料理を作る。都合100皿。 55 もやしのヒゲ根はとる 57 厨房を時々視察した 58 軽食は30~40皿 好物 アヒルのシチュー、北京ダック、子豚の丸焼き、豚の炒め煮 「桜桃肉」「響鈴」「豌豆」 ナマコは嫌い。 アヒル好き。砂袋や内臓も食べる。 99 フナはご馳走 67 溥儀一家のものに対して強い憎しみを持っていた。 120 船遊びすき 130 丈が高いから高粱 81 汽車車両の四隅に花。牡丹、南天竹、迎春花、梨の花 30 日清戦争、まっとうな戦況の報告は無かった。 35 食客 42 毛皮。シロリス→リス→キツネ→クロテン 明日から着るべし、という詔書が出る このほか宦官は人と思われていないとか、犬を溺愛したとか。 籠が進む地面には黄色の砂を敷き詰める。 御召列車以外は走ってはならない。 庶民が車窓から見えてはいけない、などなど。 旅の目的は満州族王朝として故郷である奉天へ 盛京(奉天)宮殿の西太后。 夫と息子の遺物を懐かしむ。 中国ってすごいなあ。 出版当時に新聞書評欄で見てず~と気になっていた本。 1997年の本だから、かれこれ10年近い。 「蒼穹の昴」を近く読むつもり。 以下は目次 1 思い出の熱河離宮 2 御用列車 3 御用列車乗務員の苦労 4 随行大臣たち 5 豪勢な御衣装車両 6 一度の食事に百皿の料理 7 西太后の女官長 8 車上の小朝廷 9 西太后にとっての速度と時間 10 見事な沿線風景 11 西太后の故郷奉天着 12 盛京(奉天)宮殿 13 歴代皇帝の遺品 14 帰京 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書] カテゴリの最新記事
|
|