テーマ:DVD映画鑑賞(13610)
カテゴリ:スピルバーグ
1975年12月公開 監督:スティーヴン・スピルバーグ 製作費:1200万ドル 人喰い鮫の恐怖を描いた、パニック・ホラー映画。 監督は、スティーヴン・スピルバーグ。 出演は、ロイ・シャイダー、リチャード・ドレイファスほか。 [簡単なあらすじ] 海水浴客が主要な収入源である平和な観光地アミティビレッジの海に、人喰い鮫が出現した。 警察署署長のブロディ(ロイ・シャイダー)は、すぐさま海岸を閉鎖するよう提案するが、街のイメージダウンを恐れる市長は難色を示す。 ところが、市当局が煮えきれぬ態度を見せているあいだにふたり目、三人目の犠牲者が。 ようやく市長の許可を取り付けたブロディは、海洋学者のフーパー(リチャード・ドレイファス)、地元の漁師で鮫狩りの達人だと豪語するクイントと共に鮫退治に出かけるのだが、それは恐ろしい戦いの始まりでもあった―― スピルバーグ監督の代表作のひとつであり、ジョン・ウィリアムズが手がけたテーマ曲、 ――デーデン、デーデン という音楽があまりに有名な、ホラー映画です。 30年以上前の映画でありながら、特撮・編集が素晴らしく、当時の限られた撮影技術で、巨大な人喰い鮫の恐怖を見事に表現。 水中カメラで撮影された、海中から密かに忍び寄る鮫の映像、効果的な音楽の使用などなど、今観ても十分通用する恐ろしさ。 スピルバーグの、映像の見せ方のうまさは、こんな若い時分からすでに発揮されていたんですねぇ。 ストーリーは、アメリカの作家ピーター・ベンチリーの同名の小説を原作としたもの。 ただし、映像的に面白いものになるように、大幅に脚色が加えられているとのこと。 海水浴が売りのリゾート地としては、人喰い鮫の存在は認めがたいものとはいえ、人ふたり(うちひとりは子供)が死んだというのに随分と能天気な市長と住民たち。 しかしまあ、パニック映画の登場人物といえば、えてしてこんなもんでしょうかね。 市民を、そしてなにより愛する家族を守るため、危険な鮫との戦いに身を投じるブロディ署長(右)と、フーパー(左)。 やや準備不足といった感が否めませんが、これぞ男たち、といった感じで格好いいです。 下手に詰め込みすぎて、よく分からなくなってしまっている最近の映画に比べ、このくらいのシンプルなストーリーの方が楽しみやすくていいですね。 たった三人+オンボロ船で、鮫に挑む。 しかし、この船の船長クイント。 随分と多くの鮫を退治してはいるようですが、プライドのために無線機を叩き壊すわ、無茶な運転をしてエンジンを故障させるわで、とても歴戦のハンターとは思えないほどの迂闊さ。 案の定、三人は鮫の逆襲に遭い、絶体絶命の窮地に。 そして、この映画の真の主人公ともいえる、人喰い鮫。 ボロとはいえボートを粉々に粉砕し、甲板にまで乗り上げてくるパワーは、とても魚類とは思えないほどのバイタリティ。 ちなみにタイトルの「ジョーズ」とは、英語の「顎(あご)」の意味で、この鮫の名前というわけではありません。 のち、続編がシリーズ化されるなど、特撮パニック映画の草分け的な作品だけあり、多少の古臭さはあるものの、恐怖感は中々のもの。 いかに、視覚的に面白いものを撮るか、ということに情熱をかける、スピルバーグの原点を見た気がしました。 余談ですが、この映画の公開後、しばらくのあいだ海に入るのを躊躇う人が多く出たそうです(笑) 映画の影響力というのも、なかなか馬鹿にできないものですね。 ********** 【第3弾50万ポイント山分け】ジョーズ この映画の詳細(Amazon)。 ⇒JAWS/ジョーズ 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD] スピルバーグ監督作品の記事はコチラ ⇒「未知との遭遇」 ⇒「E.T.」 ⇒「ジュラシック・パーク」 ⇒「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」 ⇒「A.I.」 ⇒「マイノリティ・リポート」 ⇒「ターミナル」 ⇒「宇宙戦争」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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