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2005/10/18
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カテゴリ:環境問題について
「循環型社会」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
環境問題に関心のない人でも、どこかで必ず耳にしたことがあると思う。
そう、環境問題用語である。
「生態系」という言葉は誰もが聞いたことがあると思うが、具体的にその内容を知っている人は意外に少ないのではないだろうか。
なにを隠そう、私自身が良くわかっていなかった。
「いろんな生き物が暮らしている環境」という程度の漠然とした捕らえ方をしているケースが多いと思うが、それはそれで間違いとはいえない。
が、その環境を保たれているのはなぜだろう?
ここがミソなのである。
個々の生き物は生まれ、成長し、死んでいく。
それにもかかわらず環境が保たれるのは、そこにひとつのシステムがあるからである。
そのシステムを生態系(エコシステム)という。
「土に返る」という言葉がある。
生き物が死に、腐り果てて、跡形もなくなることだが、これこそまさしくその一局面である。
もし、人間が死んでも腐らずにそのままの状態で残るとしたら・・・・。
想像するだにおそろしい。
仏壇を開けると、何十世代も前のおじいさんやらおばあさんやら、早死にした子どもやらが並んでいる風景を想像してもらいたい。
下手なホラー映画以上の怖さだ。

でも実際にはそんなことは起こらない。
なぜなら「腐る」からである。
腐るというと悪いことのように考え勝ちだが、腐るからこそ「環境」が保たれている。
そもそも腐るということは、有機物が無機物に分解される過程で起こる現象である。
この現象を起こさせるのは菌類・細菌類である。
ということで、これらを環境学的には「分解者」と呼ぶ。
腐るからこそ、土に返る。
土に返るからこそ新たな命も生まれてくることができるのである。

先日久しぶりに父親の実家のある村に行った。
そこには現在だれも住んでおらず、70歳の両親が時々訪問して野菜などを作っている。
そこに野菜をもらいにいった。
とうもろこしを収穫。その場で皮をビゲのむしりとる。
何十本もあるので、皮とヒゲも山のようになる。
「これ、どうするん?」と私が母に聞くと
「横のほうに投げときんさい(広島弁)」という。
見てみると、畑の隅には枯れた花とか、芋のつるとかがまとめてあった。
私は
「これって、町ではゴミだよな」
と思いつつその上の重ねて置いた。

大自然が生み出したものは大自然にかえっていく。
たったこれだけのことだが、なにやら新鮮な驚きを感じたのである。

それにしても、仏壇が実物大の先祖でいっぱいにならなくてよかった。





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Last updated  2005/10/23 12:23:48 AM
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