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本日ご紹介するのは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)のシェルフです。 まったくもって、デコラティブでないシンプルな形。 これで「デザイン」「スタイル」として成立してしまうのが、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の魅力ですね。 実はこれ、13年前の2010年の写真です。 それでも全く陳腐化しないのは、素材の持ち味と機能に特化したデザインであるからですね。 最下段は、キャスター付きの台になっています。 補強でつけた金具は、棚受けの金具。 この台には、読み終わった新聞を置くためということで、お客様からご依頼がありました。 その新聞も今では購読率が激減し、50%程度という報告もありますが、体感的には30%もないように思います。 私自身、すでに新聞を取りやめて20年くらい。 実際、ほとんどの情報は、ネットから入手できますね。 時代は、どんどん移り変わっていきます。 そんな移ろいやすく、変化の激しい今の時代に、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の素材としての普遍的な価値を、どう伝え、残していくべきか。 そんなことを考えるようになった、今日この頃です。 「杉足場板古材」という素材も、インテリアや店装に利用されるからこそ、産業廃棄物として処分されるところを回収し、選別し、水洗いし、乾燥させ、磨いて「商品」として販売されています。 リサイクルというのは、回収⇒再生⇒再利用 という一連のシステムが確立されていたいと継続させることはできません。 「SDGs」の時代だから、無理して使うようなものは、長くは続きませんね。 そのためには、「魅力」を伝え、インテリアを構成する重要な素材としての地位を確立する必要があります。 何年たっても色あせない魅力。 既に古びているからこそ、古びない。 ずっとそこにあったようななつかしさと存在感。 ワイルドさ、力強さ、包容力、かっこよさ。 100年先にも残したいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/06/20 08:32:08 AM
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