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武蔵野航海記

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2009年06月27日
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今、日本では出生率が1.2ぐらいまで下がって人口はこれから減少し始めます。

これにはいろいろの原因がありますが、良く聞くのは「もっと生みたいが経済的な余裕が無い」という理由です。

子供は手間とお金が派手にかかるものなのです。

特に高等教育費(塾の費用含む)が大変で、これも出生率低下の大きな要因です。

日本以上に子供を大学に行かせる風潮が強い朝鮮や香港では日本より出生率が低いのです。

しかし少し昔を振り返ってください。

日本には「貧乏人の子沢山」ということわざがあります。

以前は経済力の無い家庭ほど子供が多かったのです。

今、私の手元に「日本二千年の人口史」という本があります。

鬼頭宏が1983年に書いた少し古い本ですが、なかなか面白いです。

彼は日本の総人口の推移を推計していますが、縄文時代は20万人、奈良時代は550万人、

平安末期で700万人、1600年の関が原の時が1200万人となっていて、着実に増えています。

それが120年後の1721年には3100万人と2.5倍になっています。

その後伸びが止まり、120年後の1846年には3200万人です。

幕末からまた増え始め、1875年(明治7年)3600万人、1920年5600万人、

1950年8400万人、1980年11700万人となりまた停滞が始まりました。

日本の人口が停滞して増えなくなった時期は、江戸時代の120年と最近30年だけで、2000年間のうち9割以上の間は、子供をたくさん生んで人口も着実に増えていたのです。

つまり、我々現代日本人の親子関係というのは、長い歴史のうちで極めて特殊なものだということです。

日本人は長い間、貧乏人が子供をたくさん作り人口を増やしてきたのです。





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最終更新日  2009年06月27日 20時39分46秒
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