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児童虐待のニュース

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ゆうや@ Re:児童養護施設千葉恩寵園の児童虐待 その3(11/15) その後、園長はどうなったんですか❓ 自…
2010.11.15
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テーマ:児童虐待(213)
カテゴリ:児童虐待


 そして、県の指導にもかかわらず、恩寵園における児童虐待は無くならず、子供たちを守ろ
うとしていた職員が、大濱浩園長への抗議として、一斉に辞表を提出しました。
自分たちを守ってくる職員の退職を知った子供たちは、1996年4月、とうとう集団で脱走しました。


 恩寵園を逃げだした13名の子どもたちは、千葉県の4ヶ所の児童相談所に逃げ込み、
大濱浩園長の長年の虐待の事実を伝え、「大濱浩園長を辞めさせて欲しい」と訴えました。


 ところが、脱走した子供たちを保護した児童相談所は、大濱浩園長を解職する事もせず、
子供たちを他の養護施設に移管することもせず、もとの恩寵園に戻しました。


大濱浩園長は、子供たちに体罰をしないと約束しました。
児童相談所にいては、学校に通うことが出来ないので、子供たちは仕方なく恩寵園に戻りました。
一斉に辞表を提出した職員も、園長が体罰をしないのならと、辞表を撤回しました。


 千葉県は、過去の児童虐待の事実を知りながら、園長の責任を追及せず、恩寵園に対する
指導を行うことで、問題を解決しようとしました。園長の責任を問うと、そこまで放置した
千葉県の責任も問われるとの判断からでした。


 その後も、県の度重なる指導にも関わらず、虐待は続き、子どもたちは「助けて欲しい」
と、沼田武千葉県知事に手紙を書きました。子供たちは「子ども自治会」を設立し、子ども
自治会名でも、千葉県知事に「園長を辞めさせて欲しい」とお願いしました。



ところが、千葉県知事からの返事は、「明るく豊かな千葉県を作るためにお力添えいただき
厚くお礼申し上げます。皆さんも健康に気をつけて頑張って下さい。」
と、虐待の訴えとは、まったく無関係な回答でした。


 恩寵園の女の子が千葉県庁にも足を運び、虐待の事実を訴え、「大濱浩園長をやめさせて
欲しい」とお願いもしました。


 ところが、千葉県は、改善命令を出すべき立場にも関わらず、「県には権限がない」と逃げ
腰で、虐待した大濱浩園長を解職しようともしませんでした。


 そして、1996年10月、再度大濱浩園長の子どもに対する暴力がありました。


 子どもが「こんなところにいたくない」と言って手で壁をたたいていたところ、
園長が「壁を壊す気か!」と怒鳴り、その子の顔をパーンと拳で殴って鼻血を出させました。


職員が批判すると、職員が目の前で見ていたことなのに、園長は「そんなことはしていない」
としらを切り、園長側の主任保母も「たまたま男の子が暴れてたから、当たって鼻血が出た
だけ」だと園長をかばいました。


職員は、これではやっていけない、園長は全然反省していないと挫折感を感じ、疲れ切り、
1996年の年末から翌年1月にかけて次々と退職願いを出し、1997年の3月には、主任保母と園長の息子である指導員を除く全職員が退職しました。


 これらの事実に怒った市民は、1996年4月、千葉地方法務局と県弁護士会に「子どもの人権
救済申し立て」を行いました。しかし、千葉県は、現在虐待は行われていないとの見解で、申
し立てを無視しました。


 1997年7月に、「県の児童への虐待禁止の指導に従わない園長への公金支出は違法である」
と、住民監査請求を出しました。しかし、千葉県監査事務局は、「違法ではない」と、棄却しました。


 さらに、署名運動を行い、 1996年10月に1049人分、 1997年6月に862人分の署名と、
知事あての要請書を提出しましたが、千葉県は改善命令を出しませんでした。


 そして、1997年10月、「恩寵園の子どもたちを支える会」が「大濱浩園長の給与相当分の
措置費を返還せよ」と住民訴訟を起こしました。


子どもたちは未成年者であるため、虐待を受けても訴訟を起こす権利が無く、市民たちは子ど
もたちの代理人になることができず、窮余の策としての住民訴訟でした。

 2000年1月、判決が出ました。主文では敗訴し、措置費の返還は認められませんでしたが、
裁判所は虐待の事実を17件認定しました。子どもが脱走した後に行われた県の指導後も、4
件の虐待の事実を認め、「県の指導は効果がなかった」と認定しました。


 さらに、「大濱浩園長の解職を含めた指導体制の改善勧告をすべき状態は、1996年4月以降
も継続していたものと認められるのであるから、千葉県知事が解職を含めた改善勧告をしなか
ったことは違法であった 」と、現在も違法状態であることも認めました。









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Last updated  2010.11.15 11:01:30
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