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2009年09月19日
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カテゴリ:
■気になる本  - ガンを恐れず -
-------------------------------------------------------

 今朝、配信された「やまのい和則メールマガジン第1302号」
によると、山井和則議員のメルマガで、厚生労働省の政務官
に就任した と伝えてくれました。
 年金、母子加算、インフルエンザ、医療問題、等
注目している省の一つです。
--------------------
 長妻大臣と 厚生労働大臣室へ。

  いろいろ役所の方々と 打ち合わせをしていると、
  厚生労働省の担当者が、私のことを「山井政務官」と呼ぶので、
  「俺は 政務官になったのか」と気付きました。

  長妻大臣をトップに、
  副大臣が 細川律夫衆議院議員、長浜博行参議院議員、
  政務官が 足立信也参議院議員と 私、山井和則。

  この5人が 厚生労働省の「政務三役」と呼ばれ、
  今後、厚生労働省の政治的な意思決定 をリードします。

  この5人が「チーム長妻」であり、
  私は 長妻大臣の補佐官のような役割です。
-----引用終了--------------


 さて、過去に人間の細胞の数を伝えながらクイズをだした
ことがありました。

----
 さて問題です。
 人の細胞は約60兆個ありますが、この人の誕生時、
DNAという両親の遺伝子で誕生してきます。
しかし、父親からもらわない、母親からしかもらわない
(もらえない)ものがあるのですが、わかりますか?。
----
(参考)時空を旅する遺伝子


 今回の著者によると、健康な人のからだのなかにも、
毎日毎晩、2000個から5000個のガン細胞が
発生しているというのです。

 0.0008%~0.0003%の発生率ですから
たいしたことがないと思うかもしれません。

 これらのガン細胞は、体内の自然免疫により、
(マクロファージ、好中球、樹状細胞、NK細胞、
NKT細胞などと呼ばれる白血球により)、死滅して
います。

 ただ、正常細胞が分裂した場合のエラー(異常)
遺伝子が発生した場合、ガンになる可能性もあるのです。

 この場合、自然免疫が働きません。なぜなら、
もともとは正常細胞だったためです。

 いま
「ガンを恐れず ガン難民にならない患者学」(藤野邦夫著、
出版社名 角川書店、発行年月 2009年8月31日)
を読み終えました。

 著者のプロフィールは、巻末によりますと次の
通りです。
------
藤野邦夫(ふじの くにお)
1935年石川県生まれ。翻訳家。早稲田大学フランス文学科卒。
出版社で編集業務に携わった後、東京大学などの講師を歴任。
2003年、自らが前立腺ガンを切らずに治療したことをきっかけに、
日本のガン治療のあり方に疑問を抱き、米国のガン治療やガンからの
生還例を紹介する訳書を多数出版。医療シンポジウムや講演活動をす
るうちに口コミで存在が知られ、面識のあるなしに関わらず多くの
ガン患者や家族からの相談が相次ぎ、この5年間だけで1000人以
上に医師や治療法を無償で紹介しできた。08年、「がん難民コーデ
ィネーター」として各メディアで紹介され、大きな反響となる。
-------

 父が胃ガンと診断されたのは平成9年。その当時のガン治療と
現在のガン治療が大きく違ってきたのが、著者のこの本を読んで
わかります。

 特に、日本と海外の医者(内科,外科,放射線科、等)の扱い
の違い、そして、20世紀と21世紀の世界の医療方針の
大転換。(患部を切除するにしても、患者のその後を意識した
手術方法や手術しない方法が主流に・・・)

 まだ、発売されて日が浅いのであまり詳しく述べませんが、
是非、一度、購入して読んでみてください。

 とにかく、これからは3人に2人がガンに罹患するといわれて
おります。ガンになるということはごく普通のことになって
いくでしょう。

 そのときに、最新治療方法の知識をもった医者も必要ですが、
広く海外の医療にも知見している医者にあたるといいものです。

 また、著者がいうのには、患者やその家族も医療に関する
情報を収集して、的確に医者と質疑をするということが
これから重要になるといっております。

 著者のまえがきが非常に気になりましたので、
少し、ここに引用しておきます。
(まえがきですから、多少の引用は許されるでしょうし)

----------------
まえがき 余命一か月といわれても助かる人たちがいる

■ ガンに勝つための三つの原則

「アメリカには余命一か月と宣告されながら、10年も15年も
元気で暮らしているガン患者たちが何万人もいる」
 このびっくりするような事実を知ったのは、
グレッグ・アンダーソンという人の書いた
「ガン ー 五〇のもっとも大切なことがら」
という本を訳したときのことでした。

 アンダーソンは1984年に肺ガンの手術をうけて片肺を
とりましたが、4か月後に、もう一方の肺に転移・再発。
衰弱しきった状態のときに、主治医から、
「あなたの病気はターミナル(末期的)な状態です……余命一か月
だと思いますね」と宣告されました。

 しかし、一時の混乱状態から立ち直ったアンダーソンは、
1985年に現在の「全米ガン回復財団」の前身となった
「ガン征服者財団」を設立。自分とおなじく余命一か月と宣告され
ながら、10年以上も元気で暮らす15,000人の人たちに
会って調査をはじめました。すると、そこから共通する原理が発見
されたのです。それはひとくちでいって、
(1) あくまでも伝統的な西洋医学を中心にした治療をうける
(2) しかしガンが進行したときには、現在の西洋医学に限界が
   あるので、自分にあったべつの治療法や統合医療
   (ホリスティック・メディシン)も求める
(3) なにより大切なのは自分の免疫システム(さまざまな
   免疫細胞が効率よく働く仕組み)を高めることにあり、
   そのためには一定のライフスタイル(全身の免疫力を高める
   「非特異的免疫療法」)を維持する
 ということでした。

 再発から10年以上生きのびたアンダーソンは、自分の体験と
調査の結果を右に紹介した本にまとめて出版。この本が大きな反響を
呼んだので、アンダーソンは1999年に新たに手をいれた本を
再出版しました。それをぼくが訳したのが「ガンに打ち勝つ患者学」
(実業之日本社)という一冊です。この本から、ガンに対抗する
根本的な原則が浮かびあがります。

 それは
(1)ガンにかかったら自分の病状を正確に理解し、現在の医学に
どんな治療法があるかをできるだけ広く把握する。
(2)そのためには情報を求める必要があり、ガンにかかったら、
なにより情報戦を覚悟しなければならない。
(3)ガンと戦う最後の主役は、つきるところ自分の免疫システムで
あることを強く自覚する、
ということです。

 治療法を探るというのは、先端医療だけを探すことではありません。
多くの人は「先端医療」ということばで、病気を治す魔法のような
治療法を連想するらしいのですが、ガンの治療で問題をいっきょに
解決する「魔法の杖」を求めると、つねに失望を経験します。

 先端医療の効力が証明されるまでには、それなりに時間がかかりますし、
あとで否定的な結論がでることもあります。いまのところ先端医療が
ガン医療の進歩に貢献することはあっても、魔法の杖になることは
ありません。

 多くの患者が証言するように、ガンにかかった人たちはなにか
エタイの知れない怪物にとりつかれたような恐怖心か絶望感にとらわれ、
一時的であれ正常な判断力を失います。しかし自分の病状と治療法を
正確に理解すれば、確信をもって治療にあたり、希望をもって暮らす
ことができるようになるでしょう。そして、その希望を裏づける武器
として、適切なライフスタイルがあるわけです。

 ガンにかかっても手術や放射線治療で根治すれば、のちのちの
心配はないでしょう。ところが、すでにガンが広がっていて治らない
状態になっていたら、そんな事態をどううけとめればいいのでしょうか。
こんなばあいでも適切に対応しさえすれば、不安や絶望感に
とらわれつづけることはありません。ときに気分がめいっても、
また立ち直ることができるでしょう。

 いまの日本のガン医療では、大病院に見捨てられた何万人という
ガン患者の存在が深刻な問題になっています。行き場のない患者たちは
痛みと不安にさいなまれながら、家で寝ているしかありませんし、
夜もろくろく眠られない家族は患者の介抱に疲れきります。
患者たちは感情をもって生きている人間でありながら、絶望感に
とらわれ孤独で悲惨な最期を迎えるしかありません。
これが世界第二位の経済大国・日本の現状です。

 また望ましい治療をうけられないか、納得のいく治療を
うけられないガン患者は、75万人もいるとされています。
こうした患者たちは「ガン難民」と呼ばれますが、どんな人でも、
こういう現状を知ればなんとかしたいと思わずにはいられないでしょう。
そして自分も家族も、そのような状態にならないようにしたいと
願わずにはいられないでしょう。

 それでは、このようなひどい状態をどのようにして解消できる
のでしょうか。不安や痛みに苦しむガン難民はガン医療だけでなく、
日本の医療全体に無視できない切実な問題をつきつけています。

 これまでに人類の歴史上、死ななかった人はひとりもいない
のですから、わたしたちもいつかは死ななければなりません。
しかし、どんなに重い病気にかかろうと自覚的に適切に対応し、
苦しみも痛みも恐怖心もなく、死を迎える瞬間まで希望をもって
生きるのが人間らしい生き方であり、人間らしい死に方では
ないでしょうか。この本はそのような生き方ができるように
するために、多くの患者たちと接触した体験を生かしながら、
ガン治療の現状の一部と、この病気にどのように対応すべきかを
考えます。

■ 「ガン=死」ではない時代になった
(省略)

■ 患者が主役にならなければ何もはじまらない
(省略)
-------------引用終了-------


 そうそう、著者も食事が大事といっております。
これも、私はそう思います。

 いま、食事を簡単にしている若い人達の病が発生して
くるのは、20~30年後でしょうか。
新たな病がでてくるかも知れません。

 著者のこの本は、難しい医療用語や医療機器がでて
きますが、簡単な解説があり、高校生以上でしたら、
無理なく読了できるでしょう。できれば、1冊を
購入し、家族のために蔵書とすることをお勧めします。




(参考)目次

まえがき 余命一か月といわれても助かる人たちがいる
第1章 ガンになったらまず何をすべきか
第2章 ガンをどのように診断するか
第3章 ガンをどのようにして治療するか
第4章 化学療法という領域
第5章 免疫療法、遺伝子治療、高濃度ビタミンC点滴療法、非特異的免疫療法
あとがき ガンにかかったら情報戦を覚悟しなければならない

(9/19)








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最終更新日  2009年09月19日 10時50分30秒
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