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2009年11月20日
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カテゴリ:
■気になる本 - モンスターマザー -
-------------------------------------------------------

 最近、気になることがあります。

 理解しがたい人々が増えてきているのではないかな
ということです。いえ、私達も先達から「いまの
若い者は」ということを言われてきましたが、
根底の基本というか、何をしてよくて、何あをしたら
悪いかという意志統一はできていたと思うのです。

 今朝も、散歩途中で時々会うKさんと10分くらい
公園内に座り込んで話をしました。

 Kさん曰く。
「勤務先の近くの市立幼稚園では、半数以上の方が
毎月の園料を支払わないらしい。ところが、園から
請求が母親にいくと、主人には話をしないでほしい
と言われているとのこと。その母親は、ご主人に
内緒で、日中、パチンコをしているようだ」

 という話なのです。

 で、結局、Kさんと話をして結論はでないものの
私達には理解しがたい現象であるということ、
そして、何故か宇宙人(理解しがたい人の典型)と
思えるということで お互い納得した次第です。


 よく買い物にいく近くのスーパー。子供がカートに乗り
または駆け足で店内を走り回っているのです。
 親はどこにいるのだろうと思って眺めると、親は、
注意するどころか、本を立ち見していたり、携帯電話で
話をしていたりしています。

 また、商品が別の商品棚に置かれているのをよく
みるようになりました。

 まだまだあります。障害者マークの駐車場に平気で
健常者が車を停める、また「おもいやり駐車場」にも。

(参考)おもいやり駐車場 福島県


 自動車を運転していて、右折する自動車が、
交差点の中心から右折せず、右折しようとする道路の
左側を侵入して曲がる運転者が増えています。
これは交差点のショートカットでしょうか。

 トンネル内の自動車のライト点灯(これは道路
交通法によりトンネル内の照度にもよるのですが)
をしない自動車が多いように思えます。

 そうそう、道路の右側に駐車する自動車も増えました。
ちょっと前までは、どこかでUターンして左側に
停めようとしたのに。

 こんなアラ探しをしていると、年をとったという
ことでしょうか。一世代前の人が、私達に向かって
「いまのこども達は」というのを聞いていますから。

 でも、何か違うと感じるのです。

 どうも、日本人ではなく、新しい人種のように
思えてくるのです。こういう思いは、私だけでしょうか。


いま
「モンスターマザー 世界は「わたし」でまわっている」
(著者 石川結貴、出版社名 株式会社光文社、
発行年月 2007年11月30日 初版)を読んでます。

 著者のプロフィールは次の通りです。
-----
石川 結貴(イシカワ ユウキ)
1961年静岡県生まれ。
自身の生活体験をもとに15年間で延べ3000人の母親を
取材。豊富な取材実績から現代家族のリアルな問題を
描き出すノンフィクション作品および短編小説集を多数執筆
-----
(参考)石川結貴オフィシャルサイト


 著者は、現実をありのままに著しています。それを
読みますと、冒頭のことが何故か納得させられます。

 本当に、宇宙人がいるみたい。
かつて、コギャルと言われていた人達が出産して母親に
なってきているというのです。

 その人達の現状分析の本だ といってもいいくらいです。

 その分析の内容を少し。
■「子供のため」より「自分のため」、「一生懸命に
 子育て」から「とにかく楽して子育てがしたい」に
 変化してきている

■ 母親は、「母親らしくない」ということを、
 「自分らしく」に置き換えて行動をしている。

■「無理なこと」はしない、「我慢」や「努力」は
 できない。

■母親の「感性」が非常に短絡的で、幼くなっている。

■理不尽なクレームや過大な要求をする母親は、
 「現象」よりも「感情」を重視する傾向がある。

■母親の「感情の許容範囲」が狭くなっている。イエス、
 OKとか、そう言ってくれる人しか受け入れない。

 だから、著者がいっているように
■運動会の昼食にピザの出前を注文する母親、そして
それに 同調する回りの母親。

■「食べられない」というより「噛めない」子供の
 増加

■オシッコができないこどもたち。男児も並んで
 立ちションができない。また、和式便座の利用
 方法を知らない。

■子供を私物化する母親

というような事例が豊富に掲載されています。

 これは、非常に考えさせられる内容です。
この人達(親)の2世、3世になったらどういう
社会ができるのだろう と推測もできなくなり
ます。

 反面教師として、いまの若い世代(30~40歳)
の親御さんには、いい本であります。

 勿論、これから親になろうとする人達にも
是非、読んでもらいたい本でもあります。

 中学校卒業程度でしたら、なんなく読了できる
ものです。豊富な事例、考察が手助けになります。
 
目次
第1章 おふくろなんてもういない
第2章 モンスターマザーの生態
第3章 子どもの異変
第4章 脱力モードと勘違い系
第5章 母親になれないよう育てられた
第6章 モンスターマザーを生み出したもの
第7章 母親に未来はあるか
 
(11/20)


モンスターマザー


母と子の絆





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最終更新日  2009年11月20日 11時21分48秒
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