1393792 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012.05.21
XML
2012.05.21

Mさんとのペアリングレッスンですが…すでにシリーズ化して…Mさんのブログのアクセス数が5/15にさかもとこーひーで紹介してからなんと2倍以上にアップしているそうで…Mさんと僕だけでコミュニケーションしているだけでは勿体ないと思いご紹介したのですが…なかなかいい感じになっているようです。

で、今回は、Mさんの奥さん手作りのカスタードプリンと「カフェフリージア」をペアリングしたら、ミスマッチだったということからはじまります。「完全に酸が浮いちゃってる感じでした。カラメルと相性良くないのかなぁ?」ってMさん仰ってます。

普通、プリンとコーヒーは相性が良いのですが…「カフェフリージア」はオレンジのダックワーズをイメージしたブレンドで…他にはロールケーキとかシフォンケーキやショートケーキと言えばだいたいイメージできると思います。僕が個人的に合わせたいのは洋梨やイチゴのシャルロットですね。上品なフルーツにシャルロットの軽い生地に口溶けのよいムースに「カフェフリージア」間違いなく美味しいでしょう。

そう、プリンのカラメルや他にはチョコレートを使ったケーキとは「カフェフリージア」は、ちょっと微妙なんです。

で、Mさんが作り立てのまだ温かいプリンをわざわざ差し入れしてくれました。ひと晩冷やして、店に向かう途中セブンイレブンに寄り…真っ先にアイスクリームのショーケースに行き…買ったのはハーゲンダッツのバニラにイチゴにチョコレートブラウニー。

僕は昔からプリンには生クリームではなくてアイスクリームが好きなんです、そこにこーひーがあればご機嫌です。今回はバニラだけでは面白みが無いので…3種類のっけてみました。

スタッフに淹れてもらったこーひーは「ミモザカフェ」です。「アトムの子」でも勿論ご機嫌なんですが…「ミモザカフェ」は深煎りの後味のキレの良さや爽やかな印象のために、柑橘系のキャラが特徴のケニアをブレンドしているんです。それによって、イチゴのアイスにも合うでしょうし、チョコレートがあっても、飽きずに最後まで美味しく頂けるとイメージしました。結果は勿論食の細いスタッフのOさんもかみさんもあっという間に完食。プリンひとつとハーゲンダッツひとつですからけっこうなボリュームですけどね♪

そうしたら…こんどは「三ヶ日みかんラスク」と「カフェフリージア」を合わせたそうです。http://ameblo.jp/sankichi-fmrt/entry-11256434440.html

「ラスクをサクッとひとくち。飲み込んだらコーヒーをひとくち。・・・おもわず「にこっ」と笑みがこぼれてしまうようなペアリングです。嫁さんの感想は、「口の中がサッパリするから、次のひとくちがおいしいね。」ラスクを食べることを主体とした感想としては、そうなります。」

嬉しいですねー…「次のひとくちがおいしいね。」…これって最高の褒め言葉です。

何故って、こーひーを脇役でイメージしているからなんです。こーひーの魅力に集中する楽しみは勿論嬉しいのですが…やはり、その場のお茶のひとときがご機嫌になって欲しいので…こーひーの存在がきれいに消えるって嬉しいし…実はそうは簡単じゃないんです。

サンク・オ・ピエのメニューの最後のブレンドをイメージする時も…もうお腹いっぱいになってからの嬉しいデザートがふたつみっつ盛られたお皿を最後まで新鮮な美味しさで味わえるようにしているんですが…まぁ、同じ事です。

で、Mさんがこのペアリングのメカニズムを…「この「カフェフリージア」なんですが、単独で飲むと、どうやっても、どこか気の抜けたような感じがします。はっきり言って、単独で飲んでも、さほどおいしいコーヒーとは思いません。
これを、さかもとさんは、わざとやっています。というのは、その抜けた部分=「ポケット」に柑橘系の酸味が入ると、コーヒーがはたらき始めるんです。それはまるで、パズルの欠けていた最後のピースが「さくっ」と入って、一枚の絵になったような感じ。もちろん、主体はラスクですからコーヒーが強く主張するようなことはないんだけど、ラスクがおいしくなるし、コーヒーも柑橘系の酸味と合わさっておいしくなる。んで、コーヒーの酸(←キャラは表現不能)がラスクの油を流すので、口の中がリフレッシュされる・・・で、どんどん食べ進む。」…って書いてくれました。

そして、最後に…「なにより、僕のコーヒーは、僕だけじゃなくて、家族や友人のお茶の時間を楽しくするためのものにしたいですし。そのためにも、一人よがりのスペシャルティ豆のスペック遊びや、気のせいレベルの抽出技術論からは、もう卒業する時期なんだと思います。だいたいからして、そういうのは、うちの嫁さんにはウケませんからネ(笑)。」…こんあな言葉で〆てくれました。

僕が紅茶やこーひーを仕事にしたのは…こういった暮らしを大切にしたいと思ったからなんで…来月で独立30年なんですが…有り難いことです。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.05.21 18:46:36
コメント(0) | コメントを書く


PR

Calendar

Category

Comments

岡田昌徳@ Re:プロのつぶやき1223「27歳で最初の独立」(08/13) 色々あったけど、純粋に懐かしいですね!…
はじまりの春@ Re:「はじまりの春」(03/23) はじまりの春の知りたいことは、089624445…
ハンサムクン3714@ Re:プロのつぶやき1040「技術と成熟」(02/02) はじめまして。勝手に訪問させて頂いて、…
Mikye 市右衛門@ Re:プロのつぶやき896「ターナーのペアリングレポート」(04/23) ブログ読ませて頂きました。今度お伺いし…

© Rakuten Group, Inc.