ぼちぼちいくさ

今日はついに右上の一番奥にある歯を抜く日。朝からちょっとドキドキして歯医者さんに行く。

椅子に座るともう、心拍数に血圧やら血の気やら、いろんなもんが上がったり下がったりしてる感じがする。

まずは麻酔。…久しぶりの麻酔やってんけど、これが今までと全然違ってた。注射とちゃうねん！

いや、もしかしたら注射はしてはったんかもしれへんけど（見えないからわからない）、感じは全然違う。今までやと、ちくっとして、ちゅ～っと液が歯茎に入ってます入ってますって感じがして、なんか苦～い味がして、ちょっと痛い・・・て感じやってんけど、今回は、なんか歯の周りをちょこちょこ押さえて回ってる感じで、どこに麻酔の針を刺そうかな～と先生が迷ってるような、調べてるようなそんな感じだった。

ず～っと歯の周りをさわってるので、その分時間がかかり、口を開け続けてる苦しさはあったけど、いわゆる、注射の針が刺さるちくって感じがしなかった。我慢できなくなってつばを飲み込んだとき、苦い味がしたけど、それまでは苦さもなし。

歯を抜くのは初めてやけど、いくらボロボロになってるとはいえ、抜歯となれば、口半分がマヒするほどしびれるもんやと思ったんやけど、今回はそんなことが全然なかった。先生が、「じゃ、抜きますね～」と私の口に手をかけた時、はっきり、普通に置かれた感覚があった。

も、もしかしてこれって、麻酔がちゃんと効いてない・・？今までそんなことは１回もなかったけど、抜歯するときに限って効いてなかったら・・・効いてなかったら・・・・うぎゃああああ～～！！

ますます心拍数やら血の気やらが乱高下する中、先生は私の奥歯をコンコンとたたいている・・・多分。あれ？でも全く何も感じない。麻酔、効いてる？？

ほんとに局所的に麻酔がかかったようで、全く痛くなかった。これから本気で抜かはるんかな？と思ったら、「はい、終わりました」と言われてぽか～ん。出血があるかも、痛みが出るかもと言われたが、それも全くなし。拍子抜けするほどあっけなかった。

舌で触ると、ごぼっと穴が開いてるのはわかるけど、それだけ。先生、腕はいいと思うんだよな～。これで虫歯を見つけることができるようになったら、言うことあらへんねんけどな～。