|
カテゴリ:酒の詩歌
団地のベランダからくっきり見えた名月。
日本酒が似合う。もちろん純米酒を冷やで飲んだ。 蛸も枝豆も芋もなく、白菜と胡瓜の漬物、金山寺味噌と鰆の煮付けで。 ひとり偲ぶ初恋もなく。 井伏鱒二「逸題」 宵は仲秋名月 初恋を偲ぶ夜 われら万障くりあわせ よしの屋で独り酒をのむ 春さん蛸のぶつ切りをくれえ それも塩でくれえ 酒はあついのがよい それから枝豆を一皿 ああ 蛸のぶつ切りは臍みたい われら先づ腰かけに坐りなほし 静かに酒をつぐ 枝豆から湯気が立つ 今宵は仲秋名月 初恋を偲ぶ夜 われら万障くりあわせ よしの屋で独り酒をのむ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月12日 22時35分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[酒の詩歌] カテゴリの最新記事
|
|