カテゴリ:ひとり言
昨日に引き続き冥王星の話。
矮小惑星に格下げになったという表現が当たっているのかどうか知りませんが、別段冥王星が小さくなったのではないのですよね。太陽系が作られてよりずっと、大きさは変らなかったはずなんです、40数億年間に渡って。。。 あまり聞き慣れない言葉『矮小』を調べてみますと、 わい‐しょう【矮小】 [名・形動]丈が低く形の小さいこと。転じて、こぢんまりしていること。また、そのさま とありました。 すなわち昨日突然冥王星が小さく縮んだ訳でもなく、ず~と40億年間その大きさだったのに、今日から貴方は矮小ですなんて言われる冥王星に感情があったとしたら、さぞかし当惑するであろうなぁ~と思っただけです。 そもそも七十数年前に、それまで発見確認されていた太陽の周りを回る8個の惑星軌道と力学のバランスを考えると、どうしてもその外側の軌道にかなりの質量を持った惑星がいないとおかしいと、その存在を天文学者が予言したことが、この星の始まり。 太陽の光も届かぬ遥か遠い軌道上を回っているから、冥王の世界の星と名づけられたのが、この9番目の惑星であったのです。 ご存知のように『冥』は、光が弱い。光が少なくて、物がよく見えない。暗くてはっきり見えないという意味がありますね。 さらに、気持ちが沈みこんでいることを冥い(くらい)といいますし、希望が持てない、期待できないことも冥い(くらい)といいます。 知識が乏しく、物事を判断する能力がないことも冥い(くらい)といいます。 おしなべて、良いイメージの涌く言葉ではなく、文字通り暗い言葉として使われているのがこの『冥』なのですが、冥王星は40数億年に渡り、その『冥』に甘んじてきことを思うと、さらにお前は矮小であるなどというのはかわいそうだなと思ってしまうのです。 さ・ら・に! 【送料無料お試しセール】好評開催中です!! モバイルはこちらから! 携帯電話からもご購入いただけます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月26日 11時34分58秒
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