カテゴリ:本
9月5日と6日に『怪しい日本語研究室』(イアン・アーシー著 新潮文庫)をご紹介いたしましたところ、意外にも反響が大きかったものですから、柳の下の3匹目のどじょうを狙ってみることにいたしました。
フリー翻訳家と自らの職業のことを称しているイアンさんが、日本語に英訳された文章の分かりにくさをご指摘になっておられます。 イアンさんの命名するところ「欧文直訳体」。 ちなみにこの「フリー翻訳家」という表現もおかしいとご指摘になっているのには、思わずフムフムと納得した次第。 すなわち、英語のフリーは「自由」という意味だから、自由気ままな翻訳家ということになるのか?おかしいだろう!?結構束縛されていると、おっしゃっておられます。 さらに、フリーには「ただ」という意味もあるのだが、そうしたらただの翻訳家となってしまい、おマンマの食い上げだ、とんでもない。 「フリーランス」を長ったらしいからかどうか知れないけれど、短くはしょってしまうから、こうなってしまうのだと言っておられました。 ・・・ゴモットモデゴザイマス。。。 さて、今私のブログをご覧になっておられる方は、当然のことながらパソコンをお使いのことでしょう。ソフトはマイクロソフト社のウインドウズがほとんどじゃないかと思います。 私もそのソフトを利用して、このような拙文を恥ずかし気もなく、書きなぐっておりますが・・・。このウインドウズを使っていて戸惑うことってよくありますよね。 イアンさんはマックをお使いだそうですが、ウインドウズでもマックでも大同小異でしょう。 操作中にパソコンに表示されてくる警告文が、イアンさんには日本語としてどうしても理解できないとおっしゃっています。(爆笑! 「ここにあるいくつかの項目が移動中の項目と同じ名前です。移動中の項目と入れ替えますか?」 ドキッとしますよね。そ~っとキャンセルをクリックしたり・・・(笑! 「移そうとしている書類の中には、移動先のものと同じ名前の書類がありますが、入れかえてもいいですね。」 と尋ねてくれとおっしゃっています。 う~ん、これならPC音痴の私にも良く分かりますよ! 「このウインドウはアプリケーション"Microsoft Word"に依存します」 ????・・・! 「このウインドウはマイクロソフト・ワードの中のウインドウの一つだ」 ・・・なんだ、そんなことなのか! とにかく、私が常日頃パソコンからこっぴどくさいなまれ、頭を悩まされていることが、ぜ~んぶ書かれているのには、ただただ驚くのみ。 最後の極め付きがこれ。 「・・・パソコンよ、お前にありったけの財産を注ぎ込んだのに、そんな簡単なことも言えないのか。」 パチパチパチ! 拍手喝采!! ようやく溜飲を下げた面持ちです。 さ・ら・に! 【送料無料お試しセール】好評開催中です!! モバイルはこちらから! 携帯電話からもご購入いただけます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月08日 14時16分47秒
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