突然ですが、皆さんは「落穂拾い」といえば何を連想されますか?
そんなものは分かりきっているだろう。有名なミレーの絵のことじゃないか。
はい、そのとおり。
フランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーの手による油彩画で、刈り入れが終わった後の畑に残った麦の穂を拾い集める3人の貧しい農婦が描かれていますね。
では、「落穂拾い」をなさったことある方、いらっしゃいますか?
あの~、実は今朝私「落穂拾い」をしてまいりました。
昨日
コンバインの活躍があまりにも見事だったもので、思わず拙い俳句を披露してしまったのでしたが、その収穫が済んだ大麦の畑へ今朝行ってみたのです。
きっと刈り漏らした麦の穂が落ちているに違いないと思っていたのですが、意外やコンバインは、刈入れの速さばかりが優れているのではなく、刈取りの正確さ・緻密さにおいてもなかなかのもので、まさしく落穂も漏らさぬ仕事振りであることが分かりました。
目を凝らしてようやく拾ったのが、画像の落穂。だだっ広い畑にポツリと人が一人、うつむいて歩いているのは怪しまれても釈明ができないと思い、早々に引き返して参りました。
ミレーが生きていたら、畑をうつむいてさまよっている私をどんな構図の絵にしてくれただろうか・・・・などとバカ気た考えが、畑の中で頭の中をよぎったのです。
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