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農作物の話。 皆さんは大豆はよくご存知ですよね。小麦も同様に知らない人はいないでしょう。 米どころ当地北陸でも、米の転作が奨励され、大豆や大麦、小麦がずいぶん栽培されるようになって来ました。 大麦・小麦は、すでに刈り取られてから一月以上も経ちますから、今目にすることができるのは、青々とした稲と背丈が小さめの大豆。 大豆も小麦も違った作物ですから、作付けの時期も違うでしょうし、至極当然のことながら別々の畑に作付けするのが当たり前ですよね。ところが大豆と小麦を同じ畑に一度に種をまいてしまう農法が開発されたというので、目を丸くしています。 本日の日経地方版、35面北陸経済欄に載っておりました。 実は大豆を小麦の力を利用して栽培しようというもの。あくまでも収穫するのは大豆で、小麦は収穫されないのです。ではなぜ小麦を大豆と一緒にまくか? 雑草の繁殖を小麦によってほぼ完璧に抑えるというところが、福井県立大学の村井耕二教授らの優れた研究開発。 その優れたところを記事から抜粋すると、 北陸のナンブコムギと九州のニシカゼコムギを交配して得た約100種類の品種から選んだ「LM12」という小麦。食用にはまったく適さないが、大豆と一緒にまくと、地面を這うように広がって大豆の根元を覆い隠してしまうので、光を遮られた雑草は成長ができない。 「LM12」は生育が遅いため、同時にまいた大豆より背丈が大きくなることがない。 大豆が一定の丈まで伸びるころには「LM12」はかれるために、大豆と地中の栄養分を取り合うこともない。 除草剤を使わなくてもよい。真夏の炎天下の除草作業が不要。従来の農法と比べても同等以上の収量が期待できる。 ・・・どうです!なんとけなげな小麦「LM12」ではありませんか? このような優れた農法を開発した福井県立大学の村井先生に、拍手喝采!座布団10枚! ところで村井先生のお名前をよくよく見ると、「耕二」ではありませんか。 この研究、ご自分の名前をヒントにされたんじゃないのかな?(そんなことないか?・・・笑! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月30日 11時47分06秒
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