カテゴリ:トピックス
口を開けば誰もが金太郎飴よろしく「震災復興、原発収束」と口を揃えて叫びながら、腹の内は何を考えているのやら・・・。 ウエブニュースより 不信任案、民主の造反拡大 首相は可決なら解散の意向 与党民主党の屋台骨を支えていたはずのあの方のこわし屋の血が目覚めてしまったようで、なんだか永田町の地下にくすぶるドロドロのマグマが、噴火しそうな気配です。 あの日3月11日、午後の国会審議が中断され執務室に戻った菅首相は、「これでオレの任期は2年延びた」と側近に言ったとか言わなかったとか。外国人による献金問題で辞任の一歩手前まで追い込まれ、その日の夜半には辞任の記者会見が行われるのではないかとまで言われていた日のことです。 あの日の午前中、私はたまたまNHKのテレビで参議院の決算委員会の質疑の様子を見ていました。地元富山県選出の議員が、ニュージーランド地震で犠牲になった富山の外国語学校生徒の遺族を日本から派遣する緊急支援チームを運ぶ政府専用機に同乗させると言いながら、結局乗せなかった政府の対応を追求していたのでよく覚えています。 その続きの午後の審議中に、委員会室の天井のシャンデリアが大きく揺れて、首相はじめ閣僚はあたふたと委員会室を出ていったのでしたね。「2年延びた」発言はその直後のことなのでしょう。 一方こわし屋の血が煮えたぎって福島原発のように冷却不能になってしまった小沢さん、一兵卒で頑張るはずだったのに、「国民が支持してくれた民主党のあり方に戻さなくてはいけない。十分、我々の意思が国会において通るものと思っている」は、どう考えても一兵卒の発言とは思われません。 幼稚園のお誕生日会よろしく、同じ被災地の東北出身の仲がいいのか悪いのか分からぬ副議長経験者といっしょにハッピバースデーをやっている分には、いかにも一兵卒がお似合いでしたのに・・・。 本日の日経コラム『春秋』は、この辺のところを実に巧みに書き表しています。 「急流に馬を代えるな、いや、この駄馬にしがみついていると一緒に流される」 一日に千里も駆るという駿馬の待たれるところですが・・・。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月02日 15時38分36秒
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