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カテゴリ:トピックス
人類の歴史はある意味ウイルスとの共生とも戦いの歴史とも言えるかもしれません。ウイルスの存在が発見されたのは20世紀に入ってからのことです。現代に生きる我々は、ワクチンの力により有史以来猛威をふるって来たウイルスによる伝染病の脅威から、逃れることができるようになりました。 さて昔のことで恐縮ですが、予防接種を受けた小学生の頃を思い出してみると、数々の予防注射の中でも一番痛かったのが日本脳炎の注射でしたね。 ウイルスを持ったコガタアカイエカに刺されることによって感染し、突然高熱を発し脳炎を併発して死に至る恐ろしい病気と教えられていたので、子供ながらにも必死で痛みをこらえつつ、日本にはどうしてこんな厄介な伝染病があるのだろうと理不尽に思ったものです。 実を言えば名前の頭に「日本」がついているので、つい日本固有の風土病かと今の今まで思っていたら、そうではなかった。中国、朝鮮、インドネシアからインドに至る東南アジア全域で猛威をふるっている伝染病ということです。 お隣の友好国・韓国でも「日本脳炎警報」なるものが毎年発令されていると聞き、少なからず驚きました。 ウエブニュースより、韓国全土に日本脳炎警報 釜山市の衛生当局が蚊を採取したところ、日本脳炎を媒介するコガタアカイエカの比率が64.4%にも達したということです。3匹に2匹が日本脳炎を媒介する蚊となれば、警報発令も納得できますが、韓国の国民は、この発令をどう捉えるだろうかと思ったのです。 すなわち、いつもわが国の禍は「日本」からもたらされると思ったりするのではないか? それとも、プライドの高い民族のことです。「"日本"脳炎」とは何ごとか!そもそも韓国にあったものが日本に伝播したものだ。「한국뇌염(韓国脳炎)」と表記すべきだと言い出しはしないか? あるいは「"日本"脳炎」は、過去何十年にもわたって韓国国民を苦しめて来た歴史がある。日本はこの歴史認識に背を向けることなく、韓国に謝罪と補償をすべきだなどと言い出しはしないか? まあとにかく、蚊に刺されないことが一番です。どうかコガタアカイエカには十分気をつけてもらいたいものです。予防接種の実施もくれぐれも怠りのないように願います。 ・・・それにしてもどうして「日本脳炎」という名前がついたのだろう? にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年12月01日 15時24分00秒
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