「波乱万丈のスーパースター リスト」
8年で1000回のコンサート。
ピアノ1台でヨーロッパ中を熱狂させたスーパースター“フランツ・リスト”。
交響曲からオーケストラまで、何でもピアノ曲に仕立ててしまい
ついには20世紀の音楽まで先取りしたピアノの預言者。
ピアニストの王、ピアノの魔術師、名人中の名人ヴィルトオーゾ、と呼ばれ
ピアノを極めた音楽家でした。
リストは1811年ハンガリー領だったオーストリアのライディングで生まれました。
父アーダムは、エステルハージ家の財務担当として仕えていました。
8歳でバッハやモーツァルトを弾き、9歳でデビュー演奏会を行い地元の有名人となりました。
「神童リストはすべての曲を初見で弾いた。将来が大変期待される」と新聞で批評されます。
30代のリストの活動はコンサートツアー。
北はロシア、南はスペインまで
ヨーロッパ中を白馬の馬車で駆け巡りました。
一晩で1000万以上稼いだと言われています。
「大きな喚起の声とアンコール。全世界が私を見て私を欲している。」とリストは語っていました。
40代ではドイツのワイマールで大作曲家を目指します。
50代では靴前ローマでキリスト教の聖職者になります。
伝道師のような衣装を身にまとうようになります。
「音楽は本質的に宗教的なものである」
晩年は音楽教育に心血を注ぎ、その弟子は400人にも及ぶと言われます。
「私の音楽の野心はただ1つ。私の槍と言う未来を、無限の宇宙へと飛ばす事です。」
波乱万丈の人生をピアノと共に駆け抜けたリストです。
今日の曲は
「超絶技巧練習曲」
前奏曲、鬼火
リスト集(3) ←横山さんのリストは聴いてみたい♪
1851年40歳のリストが技巧と表現力の限りを尽くして書いた12曲からなる練習曲。
「超絶」には技巧の習得だけでなく、肉体や精神を超越する意味も込められています。
鬼火は空中に浮かぶ正体不明の炎。
ドイツでは「人の形をした火が、旅人を人知れぬ道へと誘い込む」と言い伝えがあります。
曲想の中にも火がちらちら見え隠れする事から「鬼火」と名付けられました。
リストって聴く専門でとても弾く・・とまでは思えない作曲家です。
音の色彩がとっても豊かで、綺麗で華麗な曲が多いな~と思います。
私の指からリストの曲が流れ出す・・そんな日はいつか来るのでしょうか(*゚ー゚*)ポッ
「鬼火」がピティナで試聴できます♪
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