Bill LaBounty "Back To Your Star"
昔から音楽はかなり幅広く聴いている方だと思う。中でもお気に入りのジャンルはというと、次のような感じ。・AOR・ブラックコンテンポラリー・フュージョン・Acid Jazzこれらは音楽性という点では似通っている。メロディアスで適度にファンキー。耳に心地よく、BGMとしても最適。もちろん、聴き込んでも素晴らしい。現在、ブラックコンテンポラリーという言葉は存在するのだろうか?AOR(Adult Oriented Rock)は、日本では今も支持者が多いと思われる。Bobby Caldwell, Christopher Cross, Boz Scaggsなどが有名。時期を限定すれば、ChicagoやDoobie BrothersなどもAORの範疇だろう。他にも多くのアーティストが存在したが、最も好きなのがBill LaBounty。本国アメリカでのヒット曲は皆無に等しいのだが、日本では比較的名が通る。90年代初め、ドラマの主題歌にこの人の曲が使われたことがきっかけだ。実は恥ずかしながら、自分もこの時に知ったのである。アルバムを買おうとショップに行くと、参加ミュージシャンの顔ぶれに驚く。当時の西海岸の有名どころが名を連ねており、これは間違いないと確信。全てのアルバムを買い込み、以後、狂ったように聴きまくったものである。その後間もなく、The Right Directionというアルバムが発売。もちろん即買い。この後は全く音沙汰が無く、時折チェックするも動きはない。(2006年にはRobbie Dupreeと共に来日したようであるが、後から知った)もうアルバムは出ないのだろうと思っていた。しかし、18年ぶりにアルバムが出ていることをつい最近知ったのである。これは買わずにはいられない、という訳で某ショップに行く。店頭にはなく、取り寄せを依頼するも10日ほどかかるという。じゃあネットで買った方が…ということで、Felistaにて注文。注文の2日後に手元に届いた。全曲名曲!は言い過ぎかもしれないが、独特のハスキーな声は健在。Livin' It Up(New Acoustic Version)などは鳥肌モノ。自分の最も好きな曲が、セルフカバーでこんな感じに仕上がるとは。自身の演奏はもちろん、脇を固める面々がまた素晴らしい。Larry Carlton, Robbie Dupree, David Hungate等々、その筋の人には堪らんでしょう(笑)アメリカのTOP40フォーマットは無理としても、ACチャートあたりならランクインしてもおかしくない内容だと思うんだけど、これも無理なんだろうねぇ。何しろアメリカでの知名度はかなり低そうだから(^^;これから当面は、MP3プレーヤーでのパワープレイ確定♪