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2011年05月02日
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カテゴリ:活動日誌
こんにちは。石川 佳子です。
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昨秋に2人目を出産した育休中、12月半ばから『産後白書2』プロジェクトの仲間に入れていただきました。

産後あまり間もなかったこともあって、スタッフといっても、最後の校正作業に部分的に関わらせてもらったにすぎないのですが、他のスタッフの熱意や苦労を目の当たりにしてきて、冊子として仕上がってきた『産後白書2』を手にしたときは、とても感慨深いものがありました。

さて、この春からふたたび職場に戻り、2週間が過ぎました。
離れていた期間は半年少しと、1人目のときよりも一年以上も短いのですが、休職の間に大きな組織改編があり、少々戸惑いつつもだんだん仕事モードを思い出しつつあります。

NECワーキングマザーサロンのファシリテーターをさせていただいたときにも、サロンの初めに必ずお話してきたのが、
「なぜ働くのか?」を常に考える
ということです。

わたし自身、明確なものは持てておらず、日々自問しているわけなのですが、それでも「子育てをしながら働く」という選択に大きく影響を与えているのは、母の言葉だと感じています。


母はずっと専業主婦で、わたしたち姉妹のことをいつも第一に考えてくれるような人でした。学校で嫌なことがあるとすぐにわかってしまう、テストの点も顔色だけで当ててしまうのでした。

そんな母が、わたしの1回目の復職前にかけてくれた言葉は、
「これからも働いていこうと思うのなら、子どものために辞めたりしないでずっと働きなさい。子育てはずっと続くもの、いつなら手が離れるというものでもない。働き続けていれば、この子には、『仕事をしているお母さん』が当たり前になる。それで大丈夫なのよ。」
ということでした。

わたしの母は、初孫である上の子が1歳半のときに亡くなりました。うちは、夫の母も早くに亡くなっており、子どもたちを育てるにあたって2人の母たちからアドバイスをもらうことはできません。
おばあちゃんと一緒に歩くお母さんと赤ちゃんを街でみかけると、うらやましく思うことがよくあります。

ただ不思議なことに、2人の母たちには訊きたいことが具体的には思い浮かばないのです。「母ならこういうんじゃないかな」とわかる気がするからです。
母たちの生き様そのものが、わたしたち夫婦の中に受け継がれているからかも知れません。

今、ゴールデンウイークで久々に実家に帰省しています。
下の子の出産をはさんだので、1年半ぶりでしょうか。

来週は母の日ですね。あのときの母の言葉が、今のわたしを後押ししてくれています。

子育てをしながら働き続けようとしているわたしの生き方は、どんな形で子どもたちに伝わっていくのだろうか、
実家のあちらこちらに今は亡き母の軌跡を感じつつ、そんなことを考えています。

(石川 佳子)





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最終更新日  2011年05月15日 03時50分56秒
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