三太郎物語～泣いて笑ってケンカして～

今日はちょっとお高いスーパーの駐車場に車を止め、二、三太郎を連れてその周辺で用事を済ませることになった。

ということで、駐車場代を無料にするため、そのスーパーで少しお買い物♪

たまにはいいかと思ったけど、うちの近所のスーパーよりやっぱりちょこっとずつ高いわあ。

で、明日の遠足にサンドイッチがいいという二太郎のためにハムコーナーに行き、「うわ！ハム高っ！！」と一人ごとを言ったりしていたんだけど、二、三太郎は鎌倉ハムの試食コーナー前に立ち尽くしている。

で、「おかあさん！！ウインナー食べていいっ？！」とまたしても大きな声で私を呼ぶ

「一つだけね」とそこに置いてあるウインナーやハムの値段をちら見しつつ微笑む母。

それぞれ一ついただいたので、早々にその場を離れたい母は一歩先に進むのだが、その背中から

「お母さん！！このウインナーおいしいからもう一つ食べていい？！」と二太郎の声が。

「だめよ～。一つだけって言ったでしょ～」

「じゃあ違う種類にする！！ハムならいい？！」

・・・いや、どうでもいいけどそんな全力で叫ぶなっつーの

「だめよ～。早くいらっしゃい～♪」
とぷるぷるしながらも仮面の微笑を投げる母。

二、三太郎はしぶしぶ後を付いてきたけれど、

「あのウインナーおいしかったね！！」
「うちで食べるのと全然違ったね！！」
「もう一個食べたかったよねえ」
「そうだよねえ・・・」

と二人で鎌倉ハムの試食について熱く語っている。

・・・あったりめーだよっ！値段が違うんだよっ！！
ていうか子供はそんなおいしいもの食べなくてもよし！！

そんなことを考えながらパンコーナーに行くと、なんとパンの前後にあたる耳部分ばかりが袋にはいったものがあるではないですか！！

しかも30円

もちろん買うでしょう～
即買いでしょう～

他のものはちょっと高かったけど、これに免じて許してやるわっ



帰りの車の中で、お腹がすいたと大騒ぎする二、三太郎にその袋を出してやると

「お母さん！！これ、12枚も入ってるのに30円だって！！すごい安いね！！」とか
「よかったね！お母さん！！」とか
「オレ、パンの耳大好きだからさ！！」とか、

なんだか母としては微妙なコメントをもらったのでありました

やっぱり子供の前でお金がないとかあんまり言わないほうがいいんだよね・・・きっと・・・