カテゴリ:キャディさん関連
知り合いの方があるゴルフ場でキャディさんの写真を撮影したものです。 わたしにはかなりの衝撃写真でした。 まず、脳裏に浮かんだのは… 「こんな格好で仕事したくない」でした。 わたしの中で、首からお客さんのパターカバーをぶら下げるなんて、あり得ないのです。 知り合いの方から、この写真についての説明を受けました。このキャディさんはキャディ歴が1年ほど。新人のキャディさんたちでこのアイディアを思い付き、実行しているそうです。つまり、このゴルフ場のキャディさん全員が、こんな格好で仕事をしているわけではなく、あくまで数人の新人キャディさんたちだけ、のようです。 わたしの知り合いは…よく考えたねー、と仕事もしっかりこなすキャディさんに好意的で、プレーヤーとしてパターカバーを持ったままパッティングをするのはイヤなので、キャディさんがパターカバーを預かってくれて助かった、とのことでした。 キャディさんは、スタートホールのグリーンで、パターカバーを外してパターだけを渡してくれた、とのことでした。 はて? わたしなら…パターカバーをお客様に聞きもせずに勝手に外して渡すなんてことはしないわ。 だって、勝手にカバーを外されたら嫌な人って、います。パターカバーを外すことがリズムになっている人もいます。もちろん、カバーを外して渡してほしい、という人もいます。パターカバーひとつを扱うにしてもキャディさんたちは、それぞれのお客さんの要望に沿ったサービスを心掛けています。そして、そのキャディという仕事に少しばかりですが誇りを持って携わっているわたしにとっては、この写真はまるでその誇りを傷つけられたかのような衝撃を受けてしまったのです。(大げさかもしれませんがね) キャディの仕事ってお客様がいかに満足してくださるか、なので、この「首からパターカバーぶら下げスタイル」で、お客様が気持ちよくプレーが出来て満足して帰られたのならば、それはそれでいいのです。ただ、わたしはこんな格好はしたくありません。…考えたことはあります。ポケットに入らないお弁当箱みたいなカバーを、どこかに引っかけられたらいいんだけど…と。でもお客さんたちもキャディが1人だということはわかっているし、みんながみんなカバーを外してから渡して欲しい、と言う人ばかりではないし、プレーヤーとしてキャディに気を配ってくれる方もいますので、なんとかやってこれました。 特にカートがコースに入れるゴルフ場の場合は、かなりグリーンの近くまでカートが近づけるので、お客さんにパターを渡す直前でカバーを外してからパターだけ渡すことができます。カバーはカートにおいていくので、キャディさんのポケットを大きなカバーが占拠することはありません。ポイントは、カバーしてますよーとお客さんにパターカバーはしてますアピールをしてから、パターだけを渡すことです。気にする人は、いつもカバーをしてくれてんの?って、気になるでしょうから。 *** わたしは、自分より(わたしのキャディ歴は約20年)はるかにキャディ歴の長い先輩方にこの写真を見せて、どう思うか聞いてみました。3人とも昭和の時代からキャディをしています。今でも現役が2人。1人はキャディから事務所に移りましたがゴルフ場に長く携わっています。 3人ともこのキャディさんの格好に「ありえない」「お下品」「美意識がない」「そのゴルフ場の良識を疑う」と、厳しいコメントを頂き、わたしと同じく否定的でした。 また、職場のキャディさんたちにこの写真を見せると「雨の日はどうするんだろう?」「グリーンで忙しいのにいちいち洗濯バサミに付ける暇なんかあるのかな?そっちのほうが面倒くさくない?」と、現実的な意見も聞くことができました。 さて、この「首からパターカバーぶら下げスタイル」を実行しているのが、キャディ歴1年程度の新人さんたちだということですが、ゴルフのなんたるかをわかっているのか?キャディのなんたるかをわかっているのか?と、わたしは言いたい。 キャディなんかいなくてもいい。セルフの方が安いし。全部自分で出来るから要らない。…そんな世の中にキャディ付きのプレーを選択されたお客さんたちに、満足のいく仕事とサービスを提供しなければならない現実。自分が仕事がしやすいということもいい仕事をする為には大事なことです。余裕が出来るからこそ、もっと目を配ることが出来てよりよいサービスに繋がるので、キャディの仕事を助けてくれるアイディアとしては、よく考えたね、って言いたいんですけど、同じキャディとしては…少し先輩面します…そうでもしないと仕事が出来ないから、首からパターカバーぶら下げようなんて思いついたんじゃないのかな?って。。 しかも、お客さんに言われもしないのに勝手にパターカバーを外して渡して、仕事がテキパキできていますわたし。みたいなことになっていませんか?パターカバーを4つも預かったら大変で、グリーンでの立ち回りがかなりおぼつかないことになります。でも、そんなに不親切なお客さんばかりじゃないと思うんです。 写真を撮った方は、キャディ歴が6年あるアマチュアゴルファーだそうです。キャディ歴が6年もあるのなら、キャディさんの気持ちは充分わかりますよね。キャディを一度でも経験したことある人って、プレーヤーの側になっても、キャディさんを助けてあげようって普通は思うものなんですけど、パターカバーをぶら下げてくれるからって、それに甘えてパターカバーを預けてたんじゃないでしょうか?いつもは同伴競技者がカバーを付けているなら自分のは外してていいよ、って、言ってあげるそうです。だったら、外してていいよ、って最初に言えばいいじゃん。 さらに、違う見方をすると、こんなにパターカバーがあると大変なんです、ポケットに入らないし、ほんとにパターカバーって邪魔だなぁって、無言の面倒くさいアピールにも思えてきます。 *** とにかく、この写真を見たときのわたしのショックは相当なもので、、わたしは絶対こんな格好で仕事したくない!と思うばかりでした。 今日は4人中、2人のお客さんにパターカバーを外してからパターを渡しました。1人は、カバーを付けたまま渡してもいいんですけど、自分のズボンのポケットにカバーが入らなくて、ポケットに入れる用のアクスセサリーもカバーに付けていなかったので、グリーンの上にカバーを置いてしまうんです。すると、打ったあとにまた、カバーを取りに戻らなければならない。それを見ていて、カバーを外してから渡してあげよう、って思ったのが3番くらいから。もう1人は最初のホールでパターカバーを外してからパターを持ってグリーンに行きました。それ以来、次のホールからも同じようにカバーを外してから渡して、受けっとたらまたカバーを付けました。カバーを付けている人には「カバーはしなくていいよ」と言われない限りは必ずカバーを付けます。 (わたし個人的には最初からパターにカバーは付けていなくて、アプローチのクラブと一緒にパターも持って行くので、キャディさんにパターを渡されることもほとんどありません。) 2015モデルBRIDGESTONE GOLFブリヂストンゴルフ日本正規品パターカバーホルダー「GAG504」 キャロウェイ Callawayオデッセイ カップホルダーOdyssey Cup Holder 15 JM ふなっしー パターカバークリップ 【あす楽対応】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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同感です。見た目最悪ですね(笑)
もし、自分のとこにこんな奴いたらこんな格好はさせないですね💢 (December 29, 2015 09:24:11 PM)
すごく安っぽく見える。
ショルダーバックみたいなものにすればいいのに。 (December 30, 2015 05:22:06 PM)
私はキャディとして独り立ちして半年ですが、確かにパターカバー渡されるのが かなり苦手で 何か良い方法はないかと?思い お安いパタークリップを2個 購入し後ろのポケットに一つは納めれば良いかなぁと思いつつ 未だに1度も使ってないです^_^;
前の右ポケットに2つほどなら入るのでパンパンになりながらも今のところ それで何とかしています。 この写真のキャディさん チンドン屋みたいで マネしたくありません>_< (December 30, 2015 08:52:02 PM)
ゴルフをする以上、パターカバーもプレイヤーが責任を持って対処すべきだと思います。
私はパターカバー用グリップを導入し、自分で管理しています。 それが有る意味マナーではないでしょうか? 何でもキャディさんに頼るのは良くないです。 と、思います。 (December 31, 2015 05:00:46 PM)
>ゴルフのなんたるかをわかっているのか?キャディのなんたるかをわかっているのか?と、わたしは言いたい。
全文を何度も読み返し、考える機会を作ってくれたことに感謝! (December 31, 2015 09:01:27 PM)
真面目で、一生懸命で、頑張り屋さんなんだと思いますよ。
御本人様はたった1年のキャディ経験で得たわずかな知識を総動員して、お客様を第一に考え、キャディの仕事を本気で考え、考え抜いた結果なんだと思います。やる気の無い奴はこんなこと、絶対にしない。 結果は頓珍漢ですが、その姿勢が素晴しい。大成しますよ、こういう人は。 ただ、良い指導者、先輩に巡り会えていないのだと思います。 長い経験に基づく知識、常識、知恵で先輩が正しい方向に導いてあげなくては、もったいないですね。 まあ、キャディという仕事も個人勝負で、ライバルをたたき落として生き抜かなければいけない世界でしたら、こういう優秀な新人はこのまま潰すのは仕方なし。 コースのキャディはゴルフ場という組織の一員として、組織と共に自分の仕事があるというなら、キチンと教えてあげれば良いのになぁ、と思います。将来組織の大きな力となるでしょう。 お客様に、自分でパターカバーを管理するようにするのはいとも簡単なことなんですけどね。 (January 3, 2016 03:11:18 PM)
あけましておめでとうございます。パターカバーの巨大化と収まりの悪さホンマに困りものです。しかしこの写真はビックリです〜〜
(January 10, 2016 08:23:54 AM)
こんにちは。いつも拝見させて頂き、参考にさせて頂いております。
今日キャディを辞める決心をした者です。 パターカバー、良かれと思って私も外しておりました。首からぶら下げることはしませんでしたが、脇のポケットに同じく洗濯バサミでぶら下げておりました。 たしかにパターカバーってめんどくさいですよね。それって、お客様も地味にめんどくさいんだと思ってます。 私は逆に、外して様子を見る派です。 (フォークをキーホルダー替わりに付けている方には外さない方がいいか聞きます) しかし、ここまで批判的に叩かれる書き方をされるとは思わず、正直傷つきました。 私のいるゴルフ場とはおそらく格式がかなり違うことに起因していると思われますが、そこまで言わなくてもいいのでは、と思いました。美意識…。 きっと務めているのが格式高いゴルフ場なら私もそう思うのでしょうね。 ともあれ、毎日ゴルフにまつわる記事を捻出するのも並大抵のことではないでしょう。これからもタメになる記事を楽しみにしております。 長文の乱筆乱文大変失礼いたしました。 (September 29, 2021 07:10:45 PM) |
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