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カテゴリ:古本コレクション
大正から昭和戦前(たぶん戦後も?)
に活躍した幻の画家・森田久。 『世界少年』誌上にも、そのはなばなしい活躍の一端が かいまみれて、うれしかったです。 申し遅れましたが、大正9(1920)年7月号の表紙『蛸壺(たこつぼ)』 も、森田ひさし画。 同じ出版社系列で『子供の科学』が創刊されたのは これから4年後の大正13(1924)年、 有名な『少年科学探偵』の挿絵をはじめ 森田久が『子供の科学』でも活躍したことは想像にかたくありません。 小酒井不木も、『少年科学探偵』序文で森田への敬意を述べておられます。 『少年科学探偵』の初版本、いつかみたいなあ。 探偵小説の、鋭利な挿絵。 やはりどことなく見覚えがあるかのような懐かしさ。 私のカンにくるいがなければ(これはわれながらひじょうにあやしい)、 昭和戦後も、児童向け大人向けとわず、挿絵・イラストで 大いに活躍なさっているかたではないでしょうか。 うってかわって、ユーモラスなマンガ。 大正年間にスキーを楽しむとは、なかなかハイカラ。 こちらは、子供の落語ふう。 『高原の夕』 と題された口絵。 右上に「ひさし」と記された細長い署名が、 こちらの美人画の署名と似ています。 女性や少女向けの本や雑誌では、 またそれにふさわしい 美しい絵をたくさんこなされたのでしょう。 時代にうもれて 現代は知る人の少ない 閨秀の画家や文人、少なくないのでしょうね。 もっと見つけられるといいな。 人気ブログランキングへ 本・書籍 ブログランキングへ にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.08 13:28:58
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