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団塊オヤジの一日

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団塊オヤジ

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2008.12.19
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カテゴリ:団塊オヤジ通信
桃太郎さんからの質問。
将来の日本はどのような社会を目指すべきでしょうか?共産主義が数十年前に崩壊し、そして今年、資本主義が崩壊しました。官僚の無駄を排し、福祉国家を目指すべきだ、というのが桃太郎さんのご意見です。

そのご意見はもっともだと思いますが、問題はその財源です。消費税でその財源を確保するというのがご意見ですが、消費が今のように冷え込んでしまっては消費税による財源確保もままなりません。経済の基本は消費です。車が売れないのも消費者心理が全く冷え込んで購買意欲がなくなってしまっています。消費がなければ生産も縮小しなければならず、それは人員削減につながり、失業者の増加はさらに消費を冷え込ませせます。雇用の確保が景気高揚の基本だという意見を述べている政党もありますが、その通りだといっても、雇用を確保したまま企業が倒産しては元も子もなくなります。まさに負のスパイラル、負の連鎖の始まりです。いや~難しい!

じっとがまん、という意見もありますが、がまんしてればそのうち景気が上向くという保障や理論はありません。やはり経済を活性化しなければなりません。すなわち消費を喚起しなければならないと思うのです。でもこの時期無理にお金を使えば無駄使いだと、世間から冷やかな目で見られてしまいます。卑近な例でいいますと、車買おうよ、と家内に言ったら、そんな無駄使いできるわけないでしょ、と一喝されてしょぼん、という具合です。

企業においても新しい設備投資をしようと思ってもその原資がないのです。例えば空調設備が老朽化してよく故障するし、効率が悪いので光熱費も高いのはわかっているが、新しい空調機に取り換えるお金がない、という具合です。このような企業は数多くあり、CO2の排出量も多く、いつまでたっても改善できない悪循環に陥っています。そこで、この問題についてはひとつの解決策がありました。新しい空調機を買うお金はリース会社から調達し、リース料の月々の支払は光熱費の削減分で支払う、という方式です。日本の多くの企業の空調機は10年以上も前のものを使っています。それを最新式の空調機に取り換えれば最大70%もの光熱費の削減ができます。この中からリース代が十分支払えるだけでなく、まだ浮いたお金が捻出できます。このお金でさらに新しい設備を入れたり、社員の福祉費用に回せることが分かっています。

でも、これを家庭にあてはめようとしましたが、無理でした。なぜなら、家庭での空調に使用する光熱費は大した金額にはならず、新しい空調機に取り換える原資にはならないのです。小生だって、今年の夏はクーラー3日ほどしか運転しなかったので、空調に使う電気代はしれているからです。家庭での消費を増やすための減資をどうやって確保し、社会の経済の根幹を支えるようにするにはどうしたらいいか、わかりません。

ただ、このようなことを考えていて、桃太郎さんの質問にある、日本はどのような国家を目指すべきかについて下記のような考えに至りました。

原点に帰れば、日本は資源がないモノつくり国家である、ことで戦後の経済成長を支えて来て世界にも貢献してきた。これからのモノつくりとはなんであろうか?それは人間の社会生活に欠かせないエネルギー作りではないかと思えてきたのです。エネルギーとは現在化石燃料でほとんどを賄っている電力や火力です。このエネルギーの生産を化石燃料からクリーンな太陽光発電や風力発電など豊かな自然が与えてくれる恵みからのものに変更していくのです。今の時点では、太陽光発電を行うためのソーラーパネルを作るのに多くの電力を使用するとか、風車を設置すれば音が大きく住民は音公害に悩まされるとかマイナス要因はまだまだあるが、それらは徐々に解決していって、クリーンなエネルギー作りを目指す国家にすればどうか。もちろん車も化石燃料を消費しない車作りを目指すのです。

人間生活に必要なエネルギーのコストを限りなくゼロに近づけることにより、その浮いた分を消費に回す、という循環を作ればどうか。エネルギーに使っていたコストを福祉のための原資に回すこともできる。

小生は根っからの技術者なので、どうしてもモノつくりにこだわった考え方をするのでこのようなことを考えたわけですが、これが桃太郎さんの質問の答えになっているかどうかは自信がない。しかし、日本が世界に貢献できるのはこのようにモノつくりによって新しい価値を生み出していくことではないだろうか。アメリカ式資本主義のように金が金を生むなどという幻想は今回の金融危機で否定されたわけだし、一党独裁の共産主義による計画経済はソ連の崩壊でダメが証明されたわけである。今こそ労働者階級がその知恵で社会を変革させる先鋒を務め、地道に働いて実を結ぶ道を選択したい、というのが小生の意見です。





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Last updated  2008.12.19 07:19:10
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