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カテゴリ:Aviation History
呼称番号(尾翼)の意味 通常、尾翼番号と呼ばれるものの正式名称は、呼称番号である。さて、サイパン島で捕獲された零戦の約半数は、8-**と書かれていた。当然、部隊記号であるから、そのもつ意味は深い。生存する搭乗員の何名かが、65-1**の呼称番号の存在を記憶している。ある人の記憶によれば、各機の胴体に『稲妻』の帯が描かれていたとの証言もあるくらいだ。この『8』は、戦闘第308飛行隊を意味するものである。265空戦時日誌の昭和十九年六月五日におもしろい記述を見つけた。 「戦斗第七飛行隊(ニ十八機) 指揮官 大尉 鈴木宇三郎 集結機(注:ぺリリュー) 四機 指揮官 一飛曹 宮原田 賢」 つまり、265空 第一大隊が、戦闘第307飛行隊、第二大隊が、戦闘第308飛行隊である。 これらを補強する意味で、次の表を掲げます。 202fg S301 ex.202fg 4-3-4~(4-7-10)~ as one of 201fg. 252fg S302 ex.252fg 4-4-1~(4-7-10)~ 203fg S303 ex.Atsugi Ku 4-4-15~(4-7-10)~ 203fg S304 ex.Atsugi Ku 4-4-15~(4-7-10)~ 201fg S305 ex.201fg from Rabaul 4-3-4~(4-7-10)~ 201fg S306 ex.304fg from Rabaul 4-3-4~(4-7-10)~ 265fg S307 newly formed unknown~4-7-10 265fg S308 newly formed unknown~4-7-10~ as one of 221fg. 253fg S309 ex.253fg from Rabaul 4-4-1~4-7-10 253fg S310 ex.253fg from Rabaul 4-4-1~4-7-10 153fg S311 ex.381fg 4-4-1~(4-7-10)~ as one of 201fg. 221fg S312 newly formed 4-7-10~ 221fg S313 newly formed 4-7-10~ (S314) unknown (S315) unkown 4-7-10~ as one of 252fg 301fg S316 newly formed as night duty 4-3-4~4-7-10, then moved to 252fg.
呼称番号に付随する下線について 生存搭乗員の一人からの証言により、呼称番号に付随する下線の意味は、各所属中隊(分隊)を示していることが判明した。確かに、サイパンで捕獲された『8』部隊の零戦には、ある特徴が見られる。8-01~8-24のうち、奇数号機が下線1本。8-25~8-36~(8-48)では、それが偶数号機に下線1本。 唯一の例であるが、8-25号機には、下線2本がつけられている。これらは、265空第二大隊(戦闘308飛行隊)の進出状況にも、ピッタリ符合する。この下線のつけ方にも、265空独特な、民主的で、合理的なにおいが感じられる。なお、 『8-25』号機が、下線2本を持つことから、中隊長機とする説があるが、それは明らかな間違いである。なぜならば、下線1本を有する機体は、全て小隊長機になってしまうからである。
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