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カテゴリ:本
遅ればせながら「ダヴィンチ・コード」を読みました。だいぶ前に一度読みかけてあまり好みではないと手放してしまったのですが、友人に借りたので再度挑戦。今度は一気に読んでしまいました。
雰囲気は全然違うのだけれど「原始女性は太陽であった」ということばを思い出してしまいました。最後の晩餐の絵の中にMの字を見る、というところ(テレビでもやっていたのでネタバレでもいいですね)はちょっとこじつけのように思いますが、誰のものかわからないナイフを持った手、何なのでしょう。今まで気がつきませんでした。 ウンベルト・エーコの「フーコーの振り子」もテンプル騎士団の秘密を探ろうという話でしたね。武装していたのに、なぜ抵抗しないで殺されたのか?数人が秘密を伝えていくために地下にもぐり、他の人たちはカムフラージュに殺されていった、とかいう仮説だったと思います(記憶があいまい)。 人気観光スポットであるフランスのモン・サン・ミッシェルもテンプル騎士団の要塞修道院です。 そういえば、ずっと前のことですが、中公新書の「聖堂騎士団」(テンプル騎士団と同じ)の著者、篠田雄次郎先生の講座(テンプル騎士団についてではありませんが)を聞いたことがあるのですが、ロマネスクの教会の小さい薔薇窓は実は異教の太陽なのだとおっしゃっていました。(皇室の菊の紋もゾロアスターの太陽なのであり、天皇家はペルシャから渡来したという説を主張している人がいる、という話も聞きました) 「ケルトの書」もスライドで見せていただいたのですが、暗くしてスライドを見ていると眠くなってしまって、どういう脈絡だったか残念ながら覚えていません。 篠田先生は数ヶ国語に堪能で大変博識でユーモアもある、ある意味過激ともいえる発言をなさるかたでしたが、今検索してみたら、曽野綾子さん、笹川良一さんと日本財団の理事長をなさったり(同一人物ですよね?)、日本が助かるためにはロシアと安保条約を結ぶしかない、と著作に書かれたりしていたようです。 ドイツ留学中同級生だった(私の聞き違い、記憶違いでなければ)パノフスキーの「ゴシック建築とスコラ哲学」という本に言及されていましたが、最近書店でその本の翻訳が出ていることを知ってちょっとびっくりしました。天才的な発想だということでしたが、部数が出るような本とも思えませんでしたので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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