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詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2010/04/24
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カテゴリ:教務(全般)

金曜日と土曜日はかなりハードなことが分かった。ルーティンワークを少し別の曜日に分散する必要があるだろう。

本日午後は中3理科。既に配付テキスト(中3内容)の3分の2が終了した。移行措置も仕事と遺伝は終了。すでにテキスト3周が終了しているのだが、おそらく生徒たちはほとんど忘れてしまっていることだろう。そんなことを考え、本日は「復習日」とし、今までの総復習をさせた・・・。

ところが、意外なことに生徒たちは忘れていなかった。スラスラ解いており、午後だけでテキストを1周してしまった子が3名。それ以外の子も順調に進めていた。

 

ところで、塾で指導していると、子どもたちの中には、地理や理科のように「理」のついている科目を苦手とする子が多いように感じる。

 

「理」・・・訓読みすると「ことわり」。「こと」を「わる」。事柄を分けるという意味。

ウィキペディアにも載っているように、元は宝石の模様の筋目(玉理)から来ており、その意味では「理髪店」の理などが残っている。「整える」という意味。

そこから「物事の筋道」を表す言葉。「道理」とか「義理」という言葉が生まれ、さらには「筋道を立てていくための考えや理屈」というところまで意味が派生する。そして、「理解」とか「理屈」とか「理論」とか、そんな言葉が生まれてくる。

 

本日中3の理科を終えた後は、中1数学の授業に入った。今日の単元は、文字式の加減。

私は導入解説ではあまり詳しくは指導しない。時には、声すら出さない時がある。

3a+2a=5a

5a+4a=9a

7a+2a=9a

2a+8a=10a

5a-3a=2a

3a-7a=-4a

これだけ板書し、「見なさい」で十分。

下手に解説するよりも、何も解説しないで解かせた方が良い場合も多く、また中学生にはそうした解説がいい場合も多い。

 

本日もこのように解説し、あとは演習に入ろうとした。

 

ところが、今年の中1。なかなか勉強好きな子がおり、全てにおいて「理屈」を要求する子も数名いる。

「先生、なんで3aと2aを足したら、5aの2乗にならないのですか。係数だけ足すの?」

と質問が来た。

とりあえずはAくんの家の庭とBくんの庭の絵を描き、それを合体させて説明した。そこで理解できなければ、次の方法を考えていたが、幸い、その図で「分かった!」と嬉しそうにメモを取っている。(一方で、そんな理屈はどうでもいいので、問題を解ければ今はOKという子も半分いた。どっちが良い悪いではなくて、いろいろな子がいて面白い)

 

その後、(2a+3)-(5a-4)のカッコの外し方を指導。

ここでも、シンプルに解説。クラスの大半は演習をスタートさせた。

しかし、クラスの3人が「なぜ、後半のカッコを外すと、-5a+4になるのか」を質問してきた。

「とにかく理屈が知りたい。理由が分かった方が楽しいし、覚えやすい」と、ある女子が言う。

そこで、今回は「項」の観点&遠足前にお菓子を買いに行った例で解説。さらにカッコの中にある2つの項は、実は1つの固まりであることにも触れた。(←ちょっと余分だったかなと反省)。ここまでの解説で納得すると、先ほどの女子たちも、もの凄いスピードでも問題を解いていった。

大変素晴らしいと思う。

ちなみに、この子たち「-と-をかけ算すると、なんで+になるんですか」という質問も先日してきた。こういう探求心は、とても大切に育てていきたいと思う。

 

理由を考え、道理・理屈をしり、理解し、理感してから整理する。理科(理化)や地理や数学を論理的に考えていく理想的な勉強ができていると思う。

中1という時間のあるときに、じっくり考える癖をつけていきたい。






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Last updated  2010/04/25 01:58:05 AM
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